先日から始まったプロ野球交流戦では、パリーグの粘り強いパワフルな野球を楽しんでいます。
28日に行われた西武-阪神戦は、宿を閉めて埼玉に住む娘と観戦に行く予定にしていましたが、コロナ禍で断念した一戦でした。
そしてノーガードの撃ち合いでシーソーゲームの末、タイガースのルーキー佐藤選手が放った1試合3ホームランで決着がつきました。
今日言いたいことは、そこではありません。
9回の表に同点に追いついたタイガースは、二死一、三塁と追加点のチャンスでした。
そこで「佐藤は敬遠だな」と思ったのですが、西武ベンチは「勝負」を選びました。
確かに三振が多い佐藤なので、「ギャレットが打たれることはないだろう」と辻監督は考えたに違いありません。
しかし野球は確率のスポーツです。
三振も多いけれど、佐藤のバットに当たるとホームランの可能性も結構な確率でありました。
特にその日は2本打っているので、気分はノリノリでした。
また次のバッターは打率が1割にも満たないロハスで、凡打か三振の確率が高いバッターです。
幸い糸井などの代打も残っていたので、交代したかもわかりません。
しかし、佐藤よりも確率が低いことは明らかでした。
そして「勝負」だと知ると、私は当たり損ないでも良いのでヒットになって欲しいと願っていました。
同点で終わると勝ちがなくなり、9回の裏をスアレスが抑えなければならないので、西武が気分的にもかなり有利になります。
パリーグはバットをブンブン振り回す力の野球で、メジャーに近い野球をします。
それに比べてセリーグのバントやスクイズでランナーを進める野球は、全く違うスポーツのようです。
確かにセリーグでは投手もバッターボックスに入るので、バントが多用されます。
過去の交流戦の対戦を見てもわかりますが、パリーグが圧勝していて、技の野球は力の野球に敵わないことが証明されています。
パリーグや佐藤のように力で勝負することが有利であることが判明したので、パリーグが勝負に拘った緻密な野球を始めた時に最強のチームが完成するでしょう。
また、セリーグも将来はDH制を導入することと思います。
また優勝した年にシーズンを振り返ってみると、信じられないような逆転で勝ちを収めた試合があります。
過去には、広島戦で大量点を逆転して勝った試合がありました。
またトラキチの間で伝説となった、岡田、掛布、バースのバックスクリーン3連発もありました。
私は桧山選手の手応えがあった時にバットを放り投げるシーンが好きでした。
それだけの理由で、桧山選手の背番号24番のユニフォームを持っています。
そしてこの日は、同じように佐藤選手のバットも手を離れて空中で舞いました。
先日の西武戦は神様が教えてくれた、優勝の予感がする一戦でなかったかと思います。
そして綺麗なメットライフドーム(西武球場)は私の好きな球場です。
残念なことは私が球場で観戦していなかったことで、佐藤の3連発を見逃してしまい、一生後悔する試合になってしまいました。
残念〜〜〜。