先日、北海道で学校の先生を退職された、逞しい壮年男性のお遍路さんTさんが来られました。
声が大きくて太い、体育会系の熱血先生のように感じました。
お話をしている中で、学校の上層部と意見が対立して退職されたのだそうです。
そして言われたことが、
「上の意見に黙って従うことも仕事であって、それで食べてることを忘れるな!」
と言われたのだとか。
酷い話です。
私のサラリーマン時代には、少なくとも従業員が一丸となって目標に向かって突き進む、それこそが仕事だと思っていました。
そして同期で戦友だと思っていた仲間が、「出世こそが最優先」だと知り、それ以降は一緒に仕事は出来なくなりました。
そんな話はどうでもいいのですが、公務員の体制がどうなっているのかは私は知りません。
たぶんTさんが話された、ギスギスした社会なのでしょう。
学校の先生は子供とPTAの板挟みになり、困難な仕事だそうです。
先生は絶対的な存在だったのは昔の話で、今では「モンスターペアレント」が登場して立場が逆転してしまいました。
本題のイジメ問題ですが、イジメを隠匿する体制は明らかに間違っています。
イジメを見つけたら、逆に先生が出世するような体制作りも必要なのかもしれません。
また私の娘に聞いた話では、先生も一緒になって特定の生徒を虐めているそうです。
イジメに会うと、その時には図書館へ行く制度の確立も必要だと思います。
静かな環境の中、好きな科目の勉強が出来るし、学校に行くよりも遥かに効果的かもしれません。
少なくとも3時間目が終わると弁当を食べて、昼の休憩時間には食堂へ行ってうどんやパンを食べていた私のような平和な学生よりは遥かにマシです。
さて、Tさんが悩みを持ってお遍路に出たのかは不明ですが、翌朝お元気に出発されました。
どうか良い旅を。