1972年3月2日にフロリダから打ち上げられた「パイオニア10号」は、2003年1月22日の通信を最後に、消息が途絶えました。
太陽から海王星までの距離の2.7倍を旅した123万キロの時点で、太陽からの電波が微弱になった事が通信不能の原因です。
また200万年後には、おうし座のアルデバランの近くに達するそうです。
パイオニア10号にはカールセーガン博士の提案で、地球までの方向と距離、人間の姿の絵などが描かれたディスクを搭載しています。
今頃は何処かの宇宙人が
「おい、変なものが届いたぞ〜」
と大騒ぎしているかもしれません。
そのディスクを分析して、
「どうやら太陽系第三惑星から飛んできたらしい」
と宇宙人が調査にやって来るかもしれません。
彼等が友好的なら良いのですが、反抗的で攻めたり乗っ取ろうとするのなら宇宙戦争になりますが、多分人類は敗れます。
打ち上げからちょうど半世紀が経ちますが、宇宙人は間違いなく存在すると私は思っています。
カールセーガン博士の名言で、
「どこかで驚くべき何かが
あなたに見つけられるのを待っている」
これはドキッとする発言ではないですか。
宇宙から謎の規則的な電波が届いた場合、下手に返事をすると地球人の存在がバレてしまうので、イギリスの理論物理学者ホーキング博士は、「絶対に返信しないように」と注意しました。
特に中国に。
一人旅は気ままなので私は好きですが、パイオニア10号の一人旅は先が見えない危険な旅です。
光速でも65年以上掛かるアルデバランに到着して拾われた時のために
「宜しく、地球人は中国の習近平を除き友好的です」
とディスクに記すのを忘れてしまいました。
さて彼は何処まで飛んで行くのでしょうか。
その頃には地球は中国に征服されてたりして。