音響機器の日本を代表するメーカー、オンキョーが倒産しました。
中学の時、聴いていたのがセパレートステレオでしたが、その後オンキョーのスピーカーを買った時の音の伸びには感動した記憶があります。
そしてその後、アンプもオンキョーを買いました。
中学生だったので、小遣いなどはほんの少しでしたが、お年玉をせっせと貯めて買ったのがオンキョーの製品でした。
ビートルズ、カーペンターズ、サイモンとガーファンクルの名曲を何度聴いた事でしょう。
当時はレコードしかないので、その優しく柔らかな音に酔いました。
そして時代は流れてアップルから「iPod」が発売された時は、大きな時代の変化を感じました。
「シャキシャキ」鳴る、機械的な音は残念でしたが、小さなiPodは便利です。
そんな中、山水電気の倒産はショックでした。
プリメインアンプはサンスイも持っていて、お気に入りでした。
数年前に松山のジャズバーへ行った時、ボウズのスピーカーがあり、沢山のレコードを次々とリクエストして、懐かしく聞き惚れてしまいました。
ビートルズの「アビーロード」を聴いた時には、それは感動でした。
私はそのCDを持っていますが、音が全然違ってて、昔聞いた優しい音が蘇ったのでした。
かつて日本の音響メーカーは百花繚乱でしたが、ハードディスクの流れについて行けなかったことは残念に思っています。
そして先日もアップルはiPodの製造を終了すると発表しました。
先日、娘に
「どうやって音楽聞いてるの?」
と尋ねると、
「ダウンロードだよ」
と即返事が返ってきました。
ダウンロードしてもCDやDVDのように形が残らないのが不安なのは、年取った証拠でしょうか?
どうもオヤジは、レコードやCDを集めるコレクションも魅力のようです。
ターンテーブルの上にそっとレコードを置き、優しく針を下ろせば音楽が鳴る、そんな時代を懐かしく思います。
また機会があれば、ビートルズの「アビーロード」を優しいレコードで聴きたいと思っています。
その時のアンプとスピーカーは、私の青春時代を共に過ごしたオンキョーにお願いして。