JR四国の収支が発表されました。
その結果、コロナ禍で出張や観光客の落ち込みや自粛生活の連続で、225億円の赤字に転落だそうです。
買い物の途中、踏切で立ち止まり高徳線を走る特急列車内を覗いても、乗客は疎です。
普通列車は通勤通学を主体として本数を減らしていますが、問題は特急「うずしお」で、1時間に1本も必要なのか疑問です。
本数を減らせば確かに不便になるため、サービスの低下とか値段が高いとか文句を言われそうですが、それでも速くて定時に走るJRは十分価値があると思います。
ただ「うずしお」は、もう少しマリンライナーに接続を良くしてくれれば助かるのですが。
そして、コロナ禍でも本数を減らさずに頑張ってきた鉄道なので、今度は四国の住民が恩返しをする番です。
JR四国には、結構格安の切符が各種揃っています。
年に一度くらいはノンビリと列車で旅をするのも良いと思います。
私はコロナまではほぼ毎年「バースデイきっぷ」で旅していました。
その後、利用しやすいようにグリーン車用と自由席車用に分かれました。
しかも、「アフターDC満喫きっぷ」を1万1千円で発売しており、「バースデイ」の自由席用と1320円しか差がないのです。
そうなると「バースデイ」の価値が薄れるように思いますが、実はグリーン車用が大変お得なのです。
JR四国はそんなに値段を下げて頑張っているのに、それに応えられないのが四国の苦悩です。
しかし四国島内の旅行や仕事の移動手段は、残念ながら殆どが車です。
お遍路さんも大阪や神戸から高速バスで1番の霊山寺に入るため、鉄道は利用しません。
全国から飛行機で大阪空港まで来られても、そこからはバスです。
皆さん誰でも使える「バースデイ」で元を取ろうと計算すると、四国の人口の半数が年に1回利用しなければなりません。
コロナのせいで、大変な金額が積み重なってしまいました。