梅雨に入ると、蝸牛(カタツムリ)の季節が到来します。
先日読んだ本で、
「歯の最も丈夫な動物は何か」
というクイズがありました。
「鮫か鰐?」
と思いましたが、驚いたことに正解は「カタツムリ」でした。
「カタツムリの口はどこにあったっけ?」
と多くの人が思うものの、触覚と頭の間に小さくて可愛い口があります。
そして、その口の中には「歯舌」(しぜつ)と呼ばれる歯がズラリと並んでいます。
そして縦に60〜100本、横に100〜150本並んだ歯は、少なくても6000本、最大で1万5000本あるのだそうです。
それだけなら歯が何本あっても問題ないのですが、カルシウム不足のカタツムリは、驚いたことに石を食べて栄養を補給しています。
梅雨の頃から夏にかけてカタツムリがブロック塀や家の壁を登っています。
それは、コンクリートを食べて食事をしているのです。
しかもリスやネズミ、カタツムリなどの齧歯類(げっしるい)は、歯が抜けても次々と生えてくるのだそうな。
高松の「瓦せんべい」は、爺さんが怒り出すほど硬い煎餅です。
それを知らずにガブリと行くと、悲惨な目に遭うので気を付けましょう。
残念ながら一生に一度しか歯が生え替わらない人間は歳を取ると硬い食べ物が苦手になるため、マシュマロとかバームクーヘン、そしてお茶漬けが主食になったりして。
そしてカタツムリは歯医者に行っても、どの歯が虫歯なのか分からないので歯医者さんは大変です。
でも虫歯なら抜くだけでまた生えてくるので楽ですけど。
そんな中、数年前にうどんを食べていて歯が割れた私としては、齧歯類の動物が羨ましい限りです。(^^;