プロ野球のオールスターゲームが行われ、驚いたことに阪神のルーキー近本選手が甲子園でサイクル安打を達成しました。
私は三連休で見てなかったのですが、オールスターゲームは人気選手しか選ばれない「夢の球宴」です。
そして、マスコミはサイクル安打には忖度があったと騒いでいます。
それを言うのなら、投手は全力でストレートしか投げず、また打者も送りバントなどはしないで豪快にバットを振る、そのこと自体が忖度ではないですか。
近本の贔屓をするわけではありませんが、前半戦の最後は息切れがした阪神で、私は近本の将来を期待しているファンの一人です。
そしてサード松田の空タッチはベテランにしか出来ない、プロ野球を盛り上げる最高の演出だったと思います。
球宴の意義を理解して、お祭りを盛り上げたのです。
それに対してルーキーの近本はセカンドを回ったところで躊躇してしまい、まだまだお尻の青いルーキーだなと感じました。
昔のこと。
オールスターで阪神の江夏が九人連続三振を達成しました。
公式記録には残らないけれど、それは江夏にできる最高のプレーであり、栄誉だったのです。
キャッチャーのファウルフライを捕りに行かなかった田淵も、江夏の偉業を理解していました。
掛布が1試合に3本のホームランを打ったこともありました。
ペナントレースでは投手が変化球を投げるため、それは実現不可能です。
お祭りだから三振しても打者は笑顔です。
また、ホームランを打たれても投手は照れています。
遊びなのに真剣にプレーしているのなら、オールスターゲームは今後、見る価値がありません。
そして賞金がかかれば阪神の選手は活躍するジンクスは活きていて、近本がMVP賞金3百万円を手にしたのでした。
めでたしめでたし。