昨日行われたプロ野球オールスターゲームで、楽天イーグルスの田中投手は、大変貴重なプロの経験をしました。
2回を投げて7安打、6失点という苦い登板でした。
しかし、ずらりと並んだセリーグの強打者を相手に、臆することなく自慢の速球を投げ込む姿は、見ていて気持ちの良いものでした。
でも高卒のルーキーが、ベテランを相手に速球だけで勝負できるほど甘いものではありません。
もし田中投手が変化球を交えて、各打者に勝負を挑んでいたら、私はすぐにチャンネルを変えたでしょう。
それは、自分のストレートがいかに一流の打者には通用しないか、知って欲しかったからです。
昨夜は悔しくて寝られなかったかもしれません。
今は、悔しくて泣くことが大事なのです。
しかしそれでも速球を投げ続けた田中投手は、近い将来楽天とプロ野球界を背負う大投手になれると確信しました。
ペナントレースの勝負では、打者の打ち気を逸らす変化球や見せ玉のスローボールでカウントを稼ぎ、最後は自慢の速球を投げ込めば、打者はキリキリ舞いすることでしょう。
田中投手のペナントレースの後半戦も楽しみですが、強打者相手にたくさんの経験を積み、打たれて泣いて、そしてまた根性で這い上がることが大事です。
頑張れ田中、ずっと応援してるぞ。