その後、頭のふらつきは一進一退。全く出ない日もあれば、終日オカシイ日もある。資料によれば、この種の目まいというのは、脳に原因がないものでも、数週間治癒に時間がかかるそうだが・・・・。とはいえ食欲は全く落ちず(笑)。
まあ、精神的にやたら疲れるので、来週になっても改善がなければ病院へ行こうとは思っている。おそらく、5年前患った、耳の神経炎の軽い再発?という自覚症状なので、結局「経過観察」ということになると思うが。
それにしても、私は毎年、梅雨後半になると体調を崩している。最初に心臓の大きめの異常が出たのも、これくらいの時期だった。
夏になりかけの気候というのは、私だけでなく心臓の弱い人には堪えるようで、最強の法則で紹介されている「お掃除おばさん」も、心臓の持病が出てきているそうだ。私がグリーンチャンネルにダービー当日のゲスト解説として出た時、見て頂いていたとのことで、報告メールを編集長に送ってきたとか。回復を祈りたい。
関東の梅雨はもう少しで明けそうだが、陰鬱なニュースは後を絶たない。非人道的兵器を持っているという「疑い」だけでイラクを攻めたアメリカは、イスラエルの戦闘に対しては支援活動を行い、仲裁もせず様子見を声明して、市民が累々たる屍を重ねるレバノン侵攻完了までの時間を稼いでいる。ブッシュの、さらに上でアメリカを動かしている奴らを考えれば、全くもって分かり易い構図。
さらに、国民の食の安全をあっさり差し出して小泉のアホのおかげで、米国産牛肉の輸入も再々開。また自衛するしかないかと思うと気が重い。人でなしどものツケを負わされるのはたくさんだ。
世の中の物事は「これにより誰が一番得をしているのか」ということを考えれば、大体の裏が読めてくる。歴史事象を勉強する上での、最も効果的な方法でもあるのだが。
土曜深夜はハーツクライがキングジョージ出走。とにかく無事で帰ってきてほしい。勝つに越したことはないが、馬場に適性がもし無いのなら仕方ない。能力としては、相手はやはりハリケーンランということになるのではないだろうか。
最後にずいぶん遅くなってしまったが、ダーレーの件について。このところ、競馬が純粋にスポーツであるという認識が高まりすぎたがために、いろいろオカシなことになっているような気がしてならない。競馬はギャンブルであり、商売であり、また畜産事業でもある。その観点からすれば、ある種の国内保護政策を採るのは当然のことだ。日本は日本に最適の競馬を目指し、かつ日本にとって利のある方策を追求すればいいのである。その1つとして、外国人馬主を認可するのであれば(購買力を考えれば、一概に否定はできないだろう)、代替条件として、「日本でのみ走らせる(日本で管理する)」ということを課すべきではないだろうか。海外へ持って行かれては、日本の競馬のためには何にもならない。
セレクトセールでの牝馬への6億円は、常軌を逸してはいる。ただもちろん、競走だけでペイする気はないのであろう。ただ牡馬ならばシンジケート云々もあり得るが、牝馬には無いわけだし・・・。まあ大金持ちの考えていることは分からない。純粋に、繁殖としての価値を見込んで、将来的に牧場を持ち基幹牝馬にするとかいうのなら、壮大な野望ではあると思うが。

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