前回のブログを書いた直後に、全くその内容を反映するかのような不始末が関西テレビで起きた。まあ、あれは報道番組ではないが、マスに対する送り手の意識という点では同じだろう。
これについてはもちろん、日本テレワークという制作プロダクション(業界では大手の方だけど)の担当者に、制作者としての良心やプライドが欠けていたことが最大の要因だし、さらに下請け孫請けと過酷な環境になっていく、放送業界の多重構造の欠点が遠因になっているのは言うまでもない。しかしそんな状況下でも、良心を持って、厳しい予算の中で頑張っている制作者もたくさんいるのだ。むしろ、数字さえ取れば何をしてもいいという空気を作り出して(私が足を洗ったのもこれが最大の理由)、現場を圧迫していた放送局側の傲慢さ、そして安易にテレビを盲信して「持って行かれてしまう」視聴者の浅はかさも、同時に検証されなければならないだろう。
さて、金曜は夜に共同通信の新年会が赤坂某所で行なわれた。いつもは全セクション合同なのだが、今年は競馬だけ独立で行なわれた。去年は体調を崩し参加できなかったので2年ぶり。
以前、場内FMでお世話になった、夕刊フジの今田禎嘉さんに紹介して頂いて、共同通信で重賞の血統予想コラムを書くようになってから7年になる。どこの新聞に掲載されるのかは分からないのだが、北海道新聞や京都新聞はだいたい毎週掲載してもらっているようだ。滅多に拝顔する機会のないデスクの方やレース部長さんから、原稿を褒めていただき、面映い限り。ライター冥利に尽きるというものだ。それと同時に、長くやってるからといって気を抜いてはいかんと気持ちも新た。
山場は出席者20数名全員の挨拶。43歳の自分でも最年少になるほどの重鎮(カメラマンさんなどもいる)が揃っているだけに、どの方も笑いを取るツボを心得ていて、いかにも場慣れしたというか、手練れといった内容。特に永井晴ニさんの挨拶は芸人さんのようだった。私もこりゃいかんと、言おうと思っていた内容を急遽チェンジ。何とかささやかに笑いを取ってひと安心。予想TVの視聴者もおり激励された。また拙著を読んでいただいた方もいて、お褒めとアドバイスを頂く。
土曜は仕事しながら競馬。小倉と中山の最終で大勝ち。そして日曜は、グリーンチャンネル中継ゲスト。坂田さんとは初のスタジオとなる。新年会とは一転、今度は出役最年長という初めての現場。予想TVでは市丸さんがいるし、また市丸さんが欠席のときでも5ヶ月年長の松本ヒロシさんが必ずいるので、最年長は免れていたのだが、とうとうこういうことになってしまった。
予想は両メインと、お勧めレースの中山最終の3つ。平安は、自分の力ではどうやっても取れないので諦めがつく。AJCCは会心の馬連馬単3連単的中。12Rはモンテチェリーよく頑張ったが、ぺースも速くなって、しかも勝ちに行く競馬、昇級戦ならよく走った方。この経験は次に生きるだろう。
それ以外の馬券は中山4Rの万馬券と、小倉11、12Rが効いて2日連続勝利。それにしても悔しかったのは中山8R。勝ったエンドレズビジネス流しでスプリングジュラへの馬連360倍も持っていたのだ。ゴール15mくらい前までは驚喜(狂気?)、最後ガッカリ。本番中なのにダメージ大きかった・・・。

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