金曜の夕食時に、足を組みながら箸を延ばそうとしたその瞬間に、腰の筋に電気が走り、そのまま固まってしまった。過去何回かやったことのあるギックリ腰だ。微熱がある時に背伸びをしたら危ないことがあったので、風邪気味のここ2,3日は用心していたのだが、まさか箸を延ばしたくらいでなるとは情けない・・・。行儀の悪い食べ方をしていた罰であろう。
土曜の朝は寝床から立ち上がるのになんと20分近くかかる始末。風邪薬を飲んだら熱が引けて、それと付随して痛みも軽くなったので、競馬をやりつつ仕事に取り掛かる。前夜配信レースの京王杯が大的中、その他にもチョボチョボ加えて、もう明日全敗しても浮くぐらいに暖かくなった。現金なもので、さらに痛みも軽くなったので、この機を利して競馬予想TVへ移動。
本番中は緊張感もあるので、全く異常は感じなかったが、終わってからさすがに腰痛再発。タクシー帰宅してなんとか予想配信する。起き上がる時の苦労を考えてソファで就寝。
日曜は痛みも軽減したので、予定通り競馬場へ。正門をくぐると痛みも忘れる。ダラダラ買っていたら、緊張感のない馬券を打っているせいか当たりがこない。いくら余裕があるといっても、あまり気分の良いものではない。
そしてヴィクトリアマイル。直線、アサヒライジングとコイウタが目の前を通りすぎる。あとは内からディアデラノビアが抜け出せばいいだけ。3番手に一瞬上がりかける。よし、3連単できた!と思ったのだが・・・・。なんとディアが失速し、夢と消えた。周到にディアアサヒの軸マルチと、ディアコイウタの軸マルチを両方スタンバったのは正解だったのだが・・・。
ただ、軸のディアは完敗なので、結果自体は特に惜しくはない。ヒモ同士の決着なんてよくあることだ。私が大後悔して、自分の甘さを思い知らされたのは、金曜の決断についてだ。
夕方に最終的な本命を送信するときのこと。スイープは連下でいい。カワカミは過去に書いたものとの整合上、あまり印は落とせないので対抗が適当、でも馬券上は白三角扱いの買い方をすればいい。実質、印なんて本命以外はどれも同じようなものだしね(3連単時代はそうなってきている)。では本命はどれか。候補を3頭に絞った。ディアとコイウタとデアリングだったのだ。
散々迷ったが、結局3連単勝負なら3着以内の可能性が最も高い馬を軸にするのが妥当という、逃げの姿勢でディアを本命にしてしまった。3番人気とはいえ、おそらく単勝10倍台というのも決断してしまった理由だった。しかし、回収率争いでデカイところが求められていることを思えば、やはりコイウタあるいはデアリングで行かなくてはならなかった。そこの踏ん切りというか、腹の括り方が足りなかった・・・・。
が、競馬場のトイレで、昨日の予想TVを見たファンの方から「惜しかったですねー」と慰めていただいた。その方いわく、私が番組内でコイウタとアサヒを推していたからといって、それぞれ単複を追加なさったそうで、当たり馬券を見せてくれた。感謝してもらったので、少しは役に立てたかなと、気を取り直した。
これで覚醒して最終レース。新潟の馬連3連単をとって勢いをつける。そしてこの日最も自信があった予想配信レースの京都最終、ジーンハンターからの勝負がハマってホームラン。東京最終はアンジェロからも4点買っていたが、さすがにサキノリュウオーは買えず。でもメインの不甲斐無さで気合が入って、一気に盛り返す事ができた。同行の編集さんに、「いつも気合を入れてればいいのに」と言われたが、体がもちませんって(笑)。

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