ことの起こりは5日、最後の新潟出張へ向かう前の日だった。急に食欲が皆無となり、胃に鈍痛。それまでやや風邪っぽかったので、腹に来たのかと思っていたが、それにしてもこの食欲の無さはオカシイと思いながらも仕事なので新潟へ。
ところが一向に回復せず、ウイダーインゼリーとかカステラくらいしか食べられない状況、仕事をしている時間はピシッとするのだが、それ以外は食べてないから全く力が入らない。7年前に十二指腸潰瘍を患っているのだが、その時の症状とはどこか違う。
エネルギー不足でフワフワした感じで帰宅。新潟でもう1回ノドグロを食べようと思っていたのに。
それでも7日・日曜はなんとか東京競馬場へ行ける感じに戻ったので、最終まで遊んだが、いつもの打ち上げには全く参加する気にならず帰宅。翌月曜以降、連日、1日トータルで茶碗七分目くらいを2膳弱食べるのがやっとという状況が続いたので、さすがに17日の検査を予約。
13日からは競馬が中山に戻ってきたので、ラジオ日本出演のための競馬場通いもかなり楽になる・・・かと思いきや、この日に限って真夏並みの暑さ。帰りに競馬場から法典まで歩いただけでヘトヘト。とにかく食べてないのが堪える。胃がどうこうよりも、そっちの方が参った。
14日は東京競馬場。正午近くからの参戦。セントウルSで単複勝馬連を獲って、久々にソコソコの勝利。しかしこの喜びをもってしても症状は改善せず。
17日の水曜は3時間かけていろいろな検査。血液、レントゲン、エコーと来て、とうとう胃カメラを呑んだ。今までに呑んだもののなかでは、1回分の呑みとしては一番高いんじゃないだろうか。
結果は、意外にも「異常なし」のひとこと。てっきり胃炎か胃潰瘍が見つかるかと思っていたのだが・・・。じゃあこの痛みや食欲減退はなんなのか・・・。結局いくつか薬を処方されて様子見シャダイ。
まあ、病名をつければ「機能性胃腸障害」というのが一番近いそうなのだが・・。胃酸が多めに出ているのは、なんとなく腹の中が温かい感じがするので間違いなさそう。
食べる事しか楽しみのない人間にとってはとにかくキツイ。21日時点では、多少食欲も戻ってきつつあるし、消化の良いものなら普通に食べられるようになってきたので、特にへばることもなくなってきた。今月一杯掛かると思って気長に治そう。現在の主食はお粥と餅、うどんなど。
苦しいこと続きの中でも、1つ良かったことが。腹回りがだいぶ気になっていたのだが、2週間で5キロ近く痩せて63キロになったので、ベルトの穴が1つちょっと縮んだし、それまで少しキツくて履くのをためらっていたパンツもすんなり入るようになった。これが維持できればいいのだが。
この病気だけでなく、他にもいろいろ面白くないこと、怒りを覚えることが相次いだ。ここ10年の中では、ここひと月は間違いなく最低最悪の風が吹いている。

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