日曜は1R前から出陣。久々に行列行列の競馬場を見た。指定でなく一般の入場券売り場に並んでいたことにまず驚く。飯屋、トイレ、もちろん馬券売り場と、どこもかしこも列を成すありさま。やはり競馬は役者が揃ってこそ。
午前中はウマザイルの登場したレースで、場内はひと山盛り上がっていた。しかしここ2、3年は新馬戦が決して得意ではなくなった藤沢厩舎、おまけに血統的にも叩いてからと判断、馬券的には軽視。馬単フォーメーションで軽く遊び馬券を買って望外の万馬券が当たった。
それにしてもウマザイル。EXILEのメンバーが名づけたそうだが、馬名の作り方はモミジプボブと同じであまり好感が持てない。ハシッテホシーノは言葉として成立しているからOKなのだけど。
それにしてもEXILEってのはなんであんな格好をしながら演歌みたいな歌を唄ってるんだろうか。でもってまた道徳の教科書みたいな歌や甘ったるいラブソングやらを唄ってるんだろうか。
天皇賞はどこでも書かれているように良いレースだった。私が見てきたレースの中でのベスト10に入るほどの内容だった。
ダイワもウオッカも強い。ダイワは平均ペース(いつもはスローからだが)から長い直線で高速上がりに持ち込むいつものパターン。休み明けであれができたのはスゴイ。インから3分どころを通らないと勝負にならなかった芝にも助けられて驚異の粘りを見せたが、それを伸びない外目から追い詰めて最後出たウオッカの強さも際立った。ひと目でウオッカ差し切りとみたが、意外にも判定が延びる。思っていたよりも際どく、なんと2センチ差での勝利だったとか。
名勝負には間違いないのだが、重箱の隅をつつけば、古馬の牡馬の層、特に4、5歳の層が薄すぎる。それは7歳世代のカンパニーやエアシェイディがあと一完歩まで持ち込めたことからも明らか。
さらに、横山の追い出しがひと呼吸早ければ、カンパニーがまとめて差しきっていたことも十分考えられるレース。真の名勝負というには、できれば3強で4着以下を突き放してほしかったが、それは屋上屋を架すようなものか。
個人的にはドリームジャーニー本命で完敗。出遅れがなくても飛び込めたかどうか。本来ならカンパニーの役回りをしないといけない馬なのだが・・・。
ダイワがこれくらい走れる能力があるのは自分でも分かっていたが、とにかく一番の間違いはディープスカイの力を過小評価していたこと。3歳世代が特に弱いとは思っていなかったのだが、絶対能力という意味で、この時計に対応できる脚力があるとは思えなかったし、こんなに前で競馬ができるとも思えなかった。
となれば、勝るとも劣らない力を持つオウケンブルースリの対古馬比較もできたわけで、ディープの好走は3歳の看板が自動的に一枚増えたという意味でも、来年へ向けて明るい材料となろう。
それにしても、ウオッカとディープスカイがジャパンCで年内を打ち上げ、有馬回避を早々に表明しているのは残念。加えてメイショウサムソンはジャパンCが引退レースと目されるだけに、今から有馬記念に今年を代表する大駒2枚が欠けることに危機感を覚える。
天皇賞は失敗だったが、予想TVの狙い目福島11Rは馬連と3連単を200円的中。シャペロンがダッシュ悪くヒヤヒヤものだったが、力でねじ伏せた。対抗の11番人気3着リルティングソングが2着だったら450倍あったらしいのだが・・。贅沢は言うまい。
終了後はいつものメンバーで飯。捨てる神あれば拾う神あり。なかなか元気の出る席となった。
ついでに翌4日。台本を書きつつJBC。スプリントはスマートファルコンを3着にしか置かずダメ、クラシックはヴァーミリアンを3着にしか置かずに撃沈。それにしてもヴァーミリアンが勝つとは・・・。このところの長期休養馬の鉄砲が頻出している。

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