22日は11時頃に東京競馬場。馬そばをかきこみ、馬券をまとめ買いして8Fのラジオ日本スタジオへ。8階から見える風景は実に爽快。中山ではこうはいかない。
しかし相変わらず芝のレースは広いコースを狭く使っている。つまり内を突かないとどうにもならん競馬が多すぎるのだ。おかげで不利を喰らう馬は多いし、危険度も増す。直線が長いから上がりが速い競馬ばかりになるのは仕方ないにしても、インに殺到してごったのままなので、レース自体が単調というか、馬場を一杯に使ったスリリングな攻防が見られない。もちろん追い込みも決まるのだが、馬場の3分どころまでを捌かないと厳しくなっている。
均質な馬場は一見公平なようでいて実は不公平を生む。使っていくに連れ内が劣化するような馬場こそが、実は公平で一番面白い競馬が見られるのだ。馬力を要してもいいからロスを押さえて内を突くか、それとも馬場の良い外を選んで切れを活かすか。距離ロスと走り易さが相殺されてくるからだ。それにバラけやすいので不利も生みにくい。馬のタイプ、騎手の判断によって、どこを通るかが決まってくるし、その結果手に汗握る攻防が繰り広げられる。
本来なら秋の福島などその最たるものだったはずだが、今秋は10日間開催を見越してか、芝の種類を変えて、「粘り気のある芝」を採用したことと、頻繁なコース変更で、最終日までインが伸びた。一時外差しに変わりかけた日もあったのだが・・・・。馬場造園課は馬場をいじりすぎる。ハッキリ言わせて貰えば、余計な事をしないでほしい。
予想は8Rと9Rの2つ。うち1つは障害なので悩んだ。その障害は波乱の決着となりかすりもせず。9Rは頼みの綱レオソリストが好位置からズルズル下がり万事休す。せめてティンバーセブンが3着なら取れたのだが・・・。
10Rからはスタンドに下りて観戦。温かい陽射しは熱いほどだったが、メイン前から急に冷えてきた。
11Rは東スポ杯。マッハヴェロシティとブレイクランアウトの2頭軸マルチ、マッハの複勝で勝負。馬連は保険でこれにナカヤマとサンカルロを加えての4頭ボックス。しかし頼みのマッハが大出遅れの上に、直線でそのままインを突けば前は空いていたのに、ヨシトミと来たら馬を横へ走らせて大外へ出そうとしたら、ペリエの馬と衝突して馬がクビを上げてしまうという大失態。そこからまた伸び直して来て上がり最速だけに、悔やんでも悔やみきれない。まあヨシトミに重賞で本命を打った自分がバカだったと諦めるしかないのだろうか。タテ目の馬連的中で倒壊は免れたが、トントンに毛が生えたくらいでは泣くしかない。
福島最終と東京最終の馬券を買って、急いでフジテレビへ向かう。電車で結果を確かめたらどちらもとんでもないことになっており、呆れるばかり。
その東京最終へ肉薄していたのが見栄晴氏。なんと1,3,4着の900万馬券の3連単を持っていたとのこと。ハナハナで、しかも勢いは明らかに3,4着馬にあっただけに惜しすぎる。スタジオでも心底参っていた。「涙が出てきた」そうである。
番組はマイルCSと狙い目の展望。マイルはローレル本命、狙い目は東京7Rのコリコパット。この時点ではどちらもかなり自信のあった予想だったのだが・・・。
楽屋でスタッフとの雑談をしている内に、ヨシトミは月曜には騎乗しないことが判明。冗談で「釣りの予定を入れているんだろう」と言っていたが、あながちハズレもないのかも(笑)。それから楽屋におやつでおいてあった「うまい棒」でもひとしきり盛り上がる。ネーミングでうまか棒をパクリ、中身でカールをパクリ、パッケージでドラえもんをパクるという、清々しいほどの図々しさが笑えた。中国のバッタもん商売もかくやである。

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