土曜は収まっていた風が、日曜はまた強くなってきていた。特に午後の凄さといったら。強風ではなくて突風、まともに歩けない。直線が向かい風になる風向き。
このために、午後の芝のレースは、大型馬のオンパレードとなった。クリールトルネードとスマートギア以外は、馬券対象となったのはすべて486キロ以上。圧巻はXマイル。ウオッカはじめ、グラマラスな馬たちが掲示板を独占した。ダートはそれでなくても大型馬有利なので措いておくとして、この強風に立ち向かうにはまず馬力第一ということなのだろう。400キロそこそこのマイネレーツェルなんか直線向いた瞬間に急降下していったし(笑)、まさに吹き飛ばされた感じ。
と偉そうに書いているが、このことに気づいたのは打ち上げの飯を食べている時。レース中に気づいていたとしても、事前に予想を出しているので違う馬券は買えないが、出していないレースなら買えたのに・・・と悔やんでも後の祭り。
それにしてもウオッカの強いこと。やはり東京のマイルがこの馬のベスト、このコースなら完成されたスーパーマイラーとなった。牡馬相手のシビアなレースでこそ強く、牝馬同士のぬるいレースなら取りこぼしも僅かに懸念されたが、ペースは遅かったものの強風もあって、タフな精神力を求められるレースとなったのも良かったのだろう。
これで安田記念が中山や京都だったら、次走危険な人気馬ということも言えるのだが、東京ではそうそう崩れないだろう。また将来的には早くブエナビスタとの戦いが見たいが、ブエナがもし報道のように凱旋門に行ってしまったら、ジャパンCが唯一無二のチャンスとなる。しかし、おそらくブエナは遠征したら出てこないだろう。残念でならない。
予想TVで狙い目レースに指名したのは芍薬賞。本命ニュートンは絶好の狙いだと思っていたし、事実、直線までは馬券確実と思われたが、そこから急失速。この日は強風で、直線に向いた段階でいち早く動いた馬がみんなゴール前で馬群につかまっていた。通常時に比べて、向かい風で前へ上がった馬の負荷が、ダートでは一層掛かっていた。さすがにこの風までは読めなかった。
馬券は大敗。最後に逆転を賭けた京都12Rのホッコービクトリーも、逃げられなかった上に不利を受けて万事休す。
この週の売り上げは土曜が前年比93%、日曜は89%。京王杯は前年比82%、Xマイルは87%。私のここ2週の馬券以上に惨憺たる結果が続く。
打ち上げはベストセラーズH氏、Kヤマモト氏、歯科医のW先生ご家族にデザイナーのH氏。RC直撃世代が揃っただけに、特にW先生やデザイナー氏と思い出話に花が咲く。デザイナー氏は夫妻で青山斎場に駆け付けたそうだ。6時間並んでやっと献花できたとのこと。
あとは次回のPOGの話題も。しかしダービーが終わるまでは、気がそっちに向かない。
最後にお知らせ。5月20日に競馬ラボムック「09年ダービーの本」が全国コンビニ、書店で発売。480円です。
また須田さんの赤本には今年も新種牡馬について1ページ頂いて書いています。現在発売中。また丹下さんの青本は25日発売予定です。

63