今日はミッシェル・ガン・エレファントのアルバムをとっかえひっかえ聞いていた。中村達也と組む動きもあったようで、返す返すも残念でならない。病気ならばまだ諦めもつくが、死因からするとどうも不慮の事故のようで、運命を呪うばかり。
先週の続き。
2R前に到着した新潟競馬場は雨に煙った感じ。お昼前からは、時折もの凄い雨が降っては急に上がる・・・の繰り返しとなってきた。しかも涼しくて、長袖のシャツ1枚では肌寒い時もあった。
びっくりしたのは芝の深さ。新潟の芝が、こんなに深い設定になっていたことは、少なくとも今まで私の記憶にはない。3連続開催ということもあり、馬場を守るためにこのような設定にしているのであろう。ここ1,2年、連続開催の開幕週は、多くの競馬場で芝を長めに設定するようになったので、昔のように開幕週イコール高速馬場にはならないケースも多いのだが、それにしてもこの新潟の深さにはびっくりだ。今夏の新潟に、過去の傾向を当てはめるのは難しいかもしれない。
もっとも先週は雨の影響も大きかったから、当然軒並み時計が掛かっていたが(土曜の雨の最中の競馬は特に掛かった)、これが良馬場になった時に、去年よりどれくらい掛かってくるのか。今週末はここに注目したい。あとは、いつ芝をドンと刈ってくるかということも大きなポイントとなりそうだ。
対照的に小倉は、例年通りの高速開幕週の野芝らしい競馬。ただ時計が出過ぎる。芝としては極限に近い時計の出方だろう。
新潟に話を戻す。豪雨にも拘わらず、人出はかなり多かった。新潟の人たちがどれだけ夏競馬を楽しみに待っていたのかが実感できた。
しかしお昼前の障害競走では息を呑む光景が。スタートからずっと騎手に逆らう感じで走り、飛越も危なっかしかったムーンレスナイトが、1週目のホームストレッチ前の障害の前でとうとう制御不能に。バランスを崩した大江原騎手が、進行方向へ向けて降り飛ばされ、障害物のブロック部分に叩きつけられたのだ。大きな衝突音が響き、もんどりうって馬場に落ちる。目を覆う人もいた。不幸中の幸いで、ケガはあったものの大事には至らなかったようだが・・・・スタート前から全く障害を飛べるような雰囲気が無かった馬だけに、防げたはずの事故なのではないかと、どうも腑に落ちないものが残った。日曜の札幌最終も玉突きのような事故が起きた。こういう事故は不思議と連鎖的に発生してしまう。
それでなくても大雨なのに、沈んだムードの中に出て行った、昼休みゲストのサンドウィッチマンは気の毒だった。傘を差しつつ奮闘。
雨のために客もスタンド内に留まっているので、意外なほどの混雑ぶり。人の密度が上がれば、面白いことにも出くわすものだ。3年くらい前、東京競馬場で、80歳以上とおぼしきご老人が「鉄砲の弾に当たらないんだから馬券なんか当たるわけはねえよ」という、実にハイブロウかつ含蓄のあるジョークを飛ばしているのを聞いた・・・ということはこのブログにも書いたけれど、この日も思わず唸らされるフレーズを耳にしたのだ。レース中継の場内TVの下でレースを見ていた、煮しめたような感じのルックスの爺さんによる、「よし!当たった! 心の中で!」・・・参った。
この日の馬券は細かく堅いところをコチョコチョ取って、何とかプラスのままラジオ日本解説へ。この開催は10R以降の担当となる。10R、11R共にはずしてしまったが、12Rはほぼ完璧で何とか格好はついた。
16時半過ぎに競馬場をタクシーで出て、夕方6時の新幹線で帰路に就く。ノンストップで予想原稿を書いて、3時前に就寝。
翌日は私用があったので、朝に10Rまでの馬券をPATでまとめ買いし、帰宅後東京競馬場へ向かってメイン以降にリアルタイムで参戦。しかしこの日はアイビスサマーダッシュ以外目ぼしい勝利がなく、大敗。一番勝負した糸魚川特別のスリーアリオンは頑張って2着に来てくれたのだが、マゼランを敢然と?消してしまったので玉砕。
終わってからはいつものメンバーで打ち上げ。地方競馬の話が中心。
その席でも話が出たので、翌日のマーキュリーCを購入。「大して強くない」と前日一致したスマートファルコンは2着までとし、マコトスパルビエロから入って3連単6点で的中。日曜の負けを少しは取り戻せた。
これで何とか今週の新潟出発までの分に追いついた。次回は火曜まで空いてしまう公算大。
「水上学と絶叫する会」
http://www.mizukamimanabu.net/pc/

211