★ 気になっていた投票率は、何とか前回をわずかに上回った。ただそれでもまだ少な
いと思う。その意味で、今回いくつかの自治体で、投票証明書を持参すればいろいろなレジャー施設の割り引きを実施するなどの策を行ったのは、良いアイデアだったと思う。
★ 手前味噌になってしまうが、4年前の当ブログで当時の小泉プランがいかに危険か
を書いて、その後大体そんな通りのことになった。
全ては森〜その番頭であった小泉〜飯島、竹中ラインに始まった、国民を騙すような施策の数々である。「〜支援法」「〜保障法」「〜派遣法」「骨太」「改革」といった、見た目にさも国民を助けるような美辞を冠した法案やらキャッチフレーズを掲げてきたものの、実態がまやかしであることが、やっと国民にも分かってきたということだ。
だからといって、おそらく民主政権でも劇的な改善はもたらされないだろう。政権が代わっただけで解決できるほど根の浅い問題は少ない。また官僚が反抗することも目に見えている。国民の失望感から、おそらく来年の参院選では自民への大きな揺り戻しが出て、今以上にひどいねじれ構造になるのではないだろうか。
現在は、かつての四元義隆のような政治のレイアウターがいないだけに、何か失策が出るたびに2大政党が入れ替わるような時代になっていくのかもしれない。
それから、自民党にとってはこれは血を入れ替える大きなチャンスでもある。
・・とここまで書いたら、下劣極まりない森喜朗が当選してしまったらしい。この辺が一掃されないと、自民は変わることはできないだろう。
★ 個人的には、前回の地滑りに乗っかって当選し今回落選した小泉チルドレンの議員たちが、今回自分たちが逆の立場に立って泣き言を述べているのが、滑稽であった。また公明党幹部議員の落選は実に喜ばしいこと。

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