今日は一気に3回分更新。
21日日曜。強風の影響で、中山は発走時刻が1時間繰り下がった。東京競馬場でもアナウンスが頻繁に流れていたけれど、発走時刻の変更をまとめたタイムテーブルがどこにも掲示されていなかったのは不親切。中山にはあったらしいが、東京には、少なくともメモリアルスタンドのB1から3Fまでの空間には一か所もなかった。しかも中山と阪神の発走時刻が重なったレースもあったが、こんなのどちらかを1分ずらせば済む話。
馬券的には獲ったレースも多かったが、堅めでジリ貧の1日。痛恨だったのは予想TVの狙い目とした浅草特別。モンテアルベルトーデュヌラルテは大本線で決まってくれたものの、3着フェスティヴナイトの入った3連単を、てっきり1000円持っていたと思ったのに、番組の買い目を確認したらボーンヘッドで200円に留まってしまった。
スプリングSはローズキングダムが連対も外す失態。いくらなんでもこの相手では悪くても2着と踏んでいたが・・・・。アロマカフェが外から伸びかけた時は思わず小林氏の顔が浮かんだ(笑)。やはりさすがの見立てだったということ。
阪神大賞典は自信があっただけに、結果には納得だが、ただトウカイトリックが勝ち切るとは正直思えなかった。ここ2年の高齢馬の安定ぶりは、絶対に偶然ではない。若い頃にサンデー産駒にやられていた非サンデー系の馬たちが、サンデー直仔の消滅と共に息を吹き返している感じがする(もちろんエアシェイディのようにサンデー産駒自身も頑張っているけれど)。
それにしても4、5歳牡馬の層の薄さは深刻だ。3歳世代のタレントの多彩さに期待するしかないのだろう。
ジャミールは春天へ向けて賞金を加算できて何より。連対できなかったら出走が危なかった。ホクトスルタンは意外に距離が保たないという印象だ。
この日悔しかったのは中山最終のキャプテンルビー。前走は騎手のミスが最大の敗因だっただけに、ここは狙った。快調に飛ばしたものの、4角でアラアラになってしまい万事休す・・・・と思いきや、二枚腰で粘りに粘る。3着までに入れば何でも当たり、3着なら一番太く買った3連単が当たる。久々に絶叫したが・・・・あれで差されてしまうとは。何とも残念な4着惜敗。しかし面白いレースだった。
打ち上げはいつものメンバー。今日は全員敗北という珍しい事態。夏のローカルでもっと企画物のレースをやったら盛り上がるという話題を肴に。
さてお終いに、ローズキングダムが皐月賞を見送るかもしれないという報道が出てきたことについて。まだ確定したわけではないので断定するのは控えたいが、故障しているわけでもないのに回避、それも馬場を理由に避けるというのは、競馬を盛り上げなくてはならない立場、関西の重鎮とは思えぬ残念な発言である。レース前に「ヴィクトワールピサと連勝対決で皐月賞を盛り上げたい」と威勢のいい事を言っていただけ尚更ガッカリした。それだけローズの敗戦にショックを受けて(内容こそ違え、例の島根の高校野球の監督と似たような心境かもしれない)思わず口にしたのかもしれないが・・・・。出走させてくれることを切に望みたい。
残念と言えば、若葉S前から「勝っても皐月賞へは行かない」と断言していたペルーサ陣営。同じ厩舎に同じ馬主のミッションモードがいるので、それとの使い分けをしたいのだろうが、ミッションは毎日杯で2着までに入れなければ出走できないわけで、ミッションが出られなくなればやはり出す・・ということになるのだろうか?いや、出ないと断言していたのだから出さないんでしょうね、やっぱり。
トライアルに本番への出走意思のない馬が出ることの是非もあるし、またトライアルを勝ちながら出ないということで興趣に水を差すことの失望も大きい。今の段階では馬が出来上がってないので無理をさせない(でありながら、牝馬のイクスキューズのことは、オーナーサイドの意志があったとはいえ使い倒していた厩舎でもあるのだが)という、馬本位の考えで回避するというのがおそらくの言い分なのだろうが、ファンにとっては皐月賞を白けさせること夥しい。
ただ、「荒れた馬場がイヤ・・・」などという情けない理由で回避するよりは、馬の成長云々を理由にしてくれた方が、まだ納得できる部分はあるのだが・・・。
あともう1つ懸念されるのは、競馬サークルに中山の馬場を嫌う風潮が意外と根強いということ。個人的には、東京よりも中山の方が競走馬としての総合的な強さを問われる舞台だと思っている。ただ中山に限らず、昨今のインを有利にしすぎる風潮は苦々しいのだが。
(25日午後、ローズキングダムの皐月賞出走が正式に決定しました。よかったよかった。)

227