13日日曜、いよいよ春競馬ラストデー。しかし東京の人出は今1つ。エプソムCの売り上げも前年比1割減。相変わらず厳しい情況は続く。
この日はほぼフルメンバーが集合。ベストセラーズH氏と最強編集部S氏(今月号の最強の法則は読ませる記事が多い。特に高知の福永洋一記念を取り上げたコラムと、浜口楠騎手へのインタビューは読み応えあり)、フリー編集兼ライターで私のサイトを運営してもらっているN氏、半年ぶりの登場Kヤマモト、歯科医のW先生、会社員血統馬券師Y青年に夏目耕四郎氏、政治騎手ヒノくん、そしてこの日初対面となった「ラッキーゲート」でおなじみのTARO氏、映画プロデューサーのY御大にベテランライターのT氏。しかも打ち上げにはカメラマンあきちんまで合流と、実に賑やかなラストウィークとなった。
レースの合間によくT氏とは競馬以外の話に広がるのだが、この日は相撲界の野球賭博問題から派生して、「不健康なものを呑み込めない社会がいかに不健康か」という話題でしばし盛り上がる。さらに不健康という表現はふさわしくないが、我々の子供時代と違って、いわゆる社会的弱者を目につかない所に覆い隠してしまったり、一部に集めてしまったりしている社会の気味悪さも、これと根を同じくしているように思えてならない・・・などという話。浄化、純化、一極化の行きすぎによる危うさ。
馬券はソコソコ快調だった。血統馬券師Y青年が一口馬主になっているシルクターンベリーが京都で勝利。私の馬券もここが頭だったので、3連単400倍は望外の喜び。Y青年も狂喜乱舞。
エーデルワイスSは、人気薄セイリオスから入ったものの、牝馬のワンツー、そしてキングカメハメハ産駒のワンツーとなった。勝ったソウルフルヴォイスの時計は目立つものではないが、もともとはもっと距離があった方がいい馬だけに、秋が楽しみ。それにしても、白百合Sの時にも書いたけれど、今年の3歳牝馬が強いかも・・・という予感が現実となりつつある。
阪神は雨が時を追って激しくなり、メインの頃は完全に道悪。期待のダッシャーゴーゴーは、ゴール前に多少行儀の悪い所があったけれど期待に応えて見事な走りを見せてくれた。予想TVでは自信のあった複勝に集約させて成功。現場では午後の同じ千二でファルブラヴが来ていたので、藤岡兄には目をつむって2頭軸マルチの3連単も買い足し、これがハマってくれた。
エプソムCは、シルポートがハイペースではなく平均ラップでの逃げを打ったのでハズレ。平均ペースになるとキャプテンベガが来るということは番組でも予告しておいたけれど、当たってほしくないこの予告が当たってハズレ。ただストロングリターンも見せ場はあった。夏場は面白い馬になるかも。
京都最終は本命コンフォーコ2着。番組で予想した目の3連単では獲れなかったが、いろいろ買い足した馬券は的中。アナモリがあそこまで来ていることに気付いたのはレース後だったので、ゴール前はそれほど熱くなっていなかったが、もしアナモリが3着に届いていたら、アナモリ3着固定、シルクフォーチュンとコンフォーコをそれぞれ1、2着に置いた3連単をかなり持っていたので(推定186倍だったそう)、終わってからジンワリ悔しさがこみ上げた。
なお前回の記事に書いた「道悪巧者と見込んだ某馬」は2着に入ってくれた。馬券はトータルで久々にまとまった勝利。気持ちよく春競馬を納めた、
打ち上げはとにかく賑やか。話題は目前に迫ったPOGのことが主体だった。
14日以降いろいろ書きたいことはあるが、放っておくとあっという間に鮮度を失う競馬関係の話を優先して。
14日は朝日出版からご指名頂いて、秋に出るという競馬ムックの業界人アンケートに回答。担当編集女史が毎週競馬ラボを見て下さっているそうで恐縮。数少ない女性ファンは大事にしないと。
競馬の新聞記事からいくつか。武豊の復帰が、当初の宝塚記念からさらに延びて末定となった。もしかしたら秋まで延びるのかも。この際だから徹底的に治してほしいが、武豊のいない競馬にもう違和感を覚えなくなってきている(おそらくファンも)だけに、今が騎手生活最大のピンチなのだろう。復帰後の騎乗馬の質、各騎手のレースでの対応にはとても興味がある。
マカニビスティーのJDDを巡るゴタゴタは、大井のローカルルールを本当に陣営が知らなかったのかどうか分からないので何とも言えないけれど、「地方競馬を盛り上げるために移籍したのに」という矢作調教師のコメントには、個人的に何か釈然としないものを感じた。
ただマカニの件よりも遥かに大きな問題は、カネヒキリの帝王賞出走のために大井がルールを変えたので、シルクメビウスの出走が事実上アウトになってしまった(補欠一番手ではあるが)こと。ルール変更は大井の興行振興策だからどうでもいい。問題はユニコーン1着、JCD2着、東海S1着でも出られないというこの現実の方だ。以前から批判している「クラス編成替えによる4歳馬一律賞金半減」というルールが、4歳馬にとって不利すぎるのだ。
昔と違って、原則的に勝つと即昇級になりオープン馬が溢れかえっていること、また高齢馬を抱える構造に拍車が掛かっていることが原因になっている。これについてはまたいろいろ書いていきたいのでブログでの詳細は避けるが、ルール改訂がぜひとも必要な案件であると思う。こんなことをしていたら4歳馬が重賞でオミットされるケースが後を絶たず、レベル低下につながっていく。思いつきでダービーの優先出走枠をいじるより先に、手をつけるべき大問題である。
17日は某所で某POGドラフト。ほぼ満足いく結果。総勢27名の大所帯で、ここにはたくみさんも参加している。タオルを被っていないので、後ろから見たら一瞬誰か分からなかった(笑)。2次会はこれまた大所帯。たくみさんにはアパパネを指名していたことを何度も褒めてもらった。今回は久々に会ったのだが、サマーシリーズには予想TVにも復帰するだろうし、また番組が賑やかになる。
いよいよ12週間のローカル出張がスタート。いきなり雨のようで気は重いが、馬券はその分面白くなりそうだ。とにかく体調管理が第一。当たれば元気になるのだけど(苦笑)。

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