前回も書いたけれど、この多湿かつ陽ざしに巡り合えない気候は本当に体に堪える。ここ数日は尿管結石の危険信号がチラチラ。毎年この時期は危ないので、多めに水分を取るようにはしているが、どうも腰のあたりから下腹部へかけて鈍痛が走る。
締切ラッシュで、間が空いてしまいました。すみません。まだ先週の話です。
17日水曜は、以前の仕事仲間…いや「仲間」という言葉を使うのは失礼にあたる5歳上の某先輩と14年ぶりに新宿で再会。その方の知人がたまたまKKベストセラーズにいて、ひょんなことからベストセラーズでいろいろ書かせてもらっている私の名前が出たのだそうで、突然連絡を頂いていたのだ。
彼は私が92年から95年まで朝の3時間生ワイドを作っていた時のディレクターの一人で、立ち上げの時は彼が月曜、私が火曜を担当していた。ついこの間のような気もするが、あれから10年以上の時が流れているかと思うと、まあ自分の年齢を再認識させられる。
お互い見かけはあまり変わっていないのだが(しかしお互いに白髪は染めまくっている)、やれ体のどこが悪いここが悪い何が効くという辛気臭い話で始まり、そこから堰を切ったような昔話であっという間の4時間半。
13年前にいろいろあっておさらばした業界だったが、その後の有為転変は予想以上のものだった。諸々を聞いてみると、どうせ遅かれ早かれ、私は耐えきれずに飛び出していただろうなあという思いを深くした。近い内の再会を約束して別れる。
木曜金曜はひたすら仕事。今週から土曜は福島通いとなるので、朝が早く、土曜の朝に仕事をこぼすことができないので巻き気味でいかないといけないのだ。ラジオを点けっぱなしにしていたら、先日大西洋上で事故に遭った、あのエールフランス機への搭乗をキャンセルして九死に一生を得た人が、なんと数日後に自宅近くで事故に遭い命を落としていたという話をしていた。なんという運命に翻弄された人なのか。何度かここにも書いたことだが、人間というのは所詮、すべてにおいて幸運と不運の間を、バランスを取りながらふらふら歩いているだけであることを、改めて思い知らされ慄然とした。

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