だいぶ遅れてしまった。ずっと天候が不順で、体がいろいろきつい。土曜の福島が晴れ・34度だったのだが、高気圧支配下の福島にいた時は体調が良かった。とにかく3日に1日でいいから晴れてくれると調子が戻るのだが・・・・。
先週の出来事を追いかける。
23日は最強の法則に連載している「口アングリー」の締切に加え、別のページで掲載される、昨年秋のアンライバルド、リーチザクラウン、ブエナビスタの新馬戦の回顧原稿の締め切りもあって、22日は1日書き仕事・・・をしていたら、アグネスタキオン急死のニュースが正式発表。前夜から、そういう噂が流れているというご注進が届いていたのだが、本当だったとは・・・。
これについては先週のニフティのコラムに書いたので割愛させてもらうが、やはり年間200頭を超える種付けを複数年続ける(タキオンは3,4年前は一時抑えてはいたのだが)ことのストレスというか、昔風に人間でいうところの「腎虚」というか・・・それが直接間接かは分からないものの、死因の1つになっていることは否定できないだろう。昭和の頃は100頭でも騒ぎになっていたというのに・・・ディープインパクトやネオユニヴァース,キングカメハメハにクロフネも心配ではある。
日本の競馬をリードしていることは否めない社台には、上限頭数のラインを下げるなど、交配プランの改善を望みたいものだ。
その他にも先週はポツポツといろいろ興味深いニュースが伝わってきた。
★ セブンイレブンの弁当廉価販売問題は、オーナーサイドの一応勝利という形になった。私は昔からアンチセブンイレブン派で、コンビニに用があってもセブンイレブンは使わないという主義。昔からいけすかない戦略の会社だと思っていたが、知人からいろいろここの阿漕な話を聞いてなおさら嫌悪感を持っていた。
もともと店に弁当を買い取らせた時点で収益は上がっているのだから、本社は弁当が残ろうがどうしようが痛くも痒くもないわけで、食べ物を勿体ないと思う気持ちは欠片も持っていない(としか思えない)。
この手の巨大フランチャイズの本体に対し、店オーナーが反抗し社会に問題提起するということは、まさに佐倉宗吾的覚悟がないとできないことであり、その気概や良しである。
★ 鳩山総務相辞任問題で、結局現在も自民で最大の権力を有するのが森・小泉ラインであることが明白になった。そろそろ郵政民営化のボロも出始めてきており、あの郵政選挙でいかに小泉が国民を騙くらかしていたかが、やっと国民の中にも知れ渡ってきた。その矢先の横須賀市長選の結果は、痛快であった。
ただ小泉は、来るべき総選挙での自民敗北はとうに覚悟しているのではと思える。民主は放っておいても失策で倒れると踏んで、然る後に自分自身あるいは、中川秀直あたりを総裁に担ぎ出して、自らは裏で今以上の巨魁として君臨することを画策しているように思えてならない。そのための地固めを、今から着々と行っているのではないか。
★ 東国原知事と自民の間に、シナリオがあったのかなかったのかは分からない。あってもおかしくないし、なくても不思議ではない。ただいかにも唐突であった気はする。
それにしても東だの橋下だのが、本気で国民や地方分権のために決起したと考えているおめでたい人たちは、国民の中にいったいどれくらいいるのだろうか。

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