なんと今年初大会参加、
まったく大会シーズンは乗鞍が忙しくてなかなか出られないのだ、10月の声を聞くとさすがに客足も少なくなって普通に休むことができるようになる。
10月はかなり大会が多い月でどれに出場しようか迷うのだが、毎年直前によんどころない事情でエントリーだけしていて直前DNSしていたグランフォンド糸魚川を最優先する。
3度目の正直でようやく出場できそう、天気も良さそうだしうれしやうれしや。
距離120kmで累計獲得標高2000mを超えるって事は10%オーバーの激坂がかなりあるんだろうなぁ・・・・
ふふふふふ、しかし今回のあっしは違うのだ!
住宅ローンの繰り上げ返済貯金にまで手を付けて(KATSUKOさんごめんなさい、ありがとう)やっと一緒になれた恋人ビアンキLUNA&キシリウムSLと一緒なのだ。
あぁ早くコイツと一緒に激坂デートしたいよぉ!
・・・・・実はエイドステーションのごちそうや参加賞がハンパじゃないので出るという噂も・・・・・
さて、4時に起きて一路糸魚川へ
車を駐めたら隣の車は大王メンバー福井の兼定さん
ようよう久しぶり!などとあいさつしてたらいるわいるわ大王メンバー。
神奈川の猪熊さん、還暦超特急平松さんがニコニコしながらこっちに来た・・・・平松さんにプリンをいっぱいもらったよ。
ああ、鎌田さん峯尾さんに佐藤さん坪田夫妻も来てるよトドメは信州の怪人御柱篠原さん、あれあれ、中村さんもだよ信州軍団集結だよ。
お初にお目にかかるは宮越さん栗原さん石田さん。
さすがに全国に200人の会員(‘会員’と書いて‘長距離フェチおじさん’と読みます)を擁する自転車百哩走大王、どの大会にもチームメイトがいっぱい、さっそく大王旗を立ててきた。

今年は120kmコース80kmコースあわせて700人近いエントリーがあったとか、
もちろん大王えんま帳にも素晴らしい大会だとレポートがあるので年々5割り増しで参加者が増えるのもうなずけるよ。

10人ぐらいグループで1分間隔でスタート、
頸城サイクリングロードを快調に走るが、時々車止めが突然出現するのであんまりボケタンとは走れない。

海なし県民にとって海沿いを走るのは憧れ、でも10kmほどでお山に向かうのだ。
あぁ〜慣れ親しんだ「大規模林道サイクリングロード」だよ、でもねぇ大勢の自転車仲間と一緒に走るのはとっても楽しい。
いきなり7%の表示、まぁ飛騨人にとっちゃ7%〜8%坂はフツーに近所にあるのでこの程度は「飛騨的平地」と呼んでいるのだ。
広々とした道路に何人も並列になって楽しそうに登る、どこの大規模林道もそうだけど道路が立派な割にはちっとも車が走っていない、まぁ自転車乗りにとっちゃありがたい道なんすがね。
ダチョウジャージのサイクリストと普段の練習やあちこちの大会の話をしながらのんびりと登る。

・・・・途中ちょっときついところもあった気もするが準備運動がてらの4kmの登り、頂上のドリンクだけのエードステーションをスルーしてちょっと行ったら「うわぁ〜海やぁ!」・・・・まったく海なし県の人は海を見ると子供に戻るから。

同じ大規模林道サイクリングロードだが頂上からは海が見えるのは決定的に違うな、高山近辺は山の上から山見てるだけだし・・・・
大規模林道を気持ちよくアップダウンしていると突然道がとぎれて砂利道をシクロ、次に現れたのは農山村の原風景をぬって走る素晴らしいコース!
もう旅情たっぷり、ナルケッタ大感激だよ。

新潟県の稲のハサはとても高い、ちょうど稲の刈り入れ時期でコースの左右はハサだらけ、稲刈りをしているじいさまやばあさまも仕事の手を休めて「がんばれぇ〜」と声をかけてくれる。グラフォン糸魚川は沿線の皆さんの声援がとても多く楽しみであり励みになる。
峠を下りきったらお楽しみの「お接待」エードステーション!
す・すごい!
笹団子、笹寿司、おにぎり3種、おいなりさん、チョコレート、飴、オレンジ、バナナ
狙いは笹寿司、コレは地元のおっかさん達がグラフォンのために手作りしてくれたもの、高校生くらいの女の子が「うちのお母さんがつくったんよ」と手渡してくれた。
・・・・「ウ・ウマイ」

ここにわが大王東海の渡邊さんや川岸さんがいたら「エードステーション宴会」が開催されるところだったけど彼らは今日は下関サイクリングに出場中・・・あれ?て事は糸魚川参加の大王東海はあっし一人かい・・・・
稲刈りの終わった田んぼをぬって走り、渓流沿いを遡り、畑の中を疾走する。
遠くの火打山や焼山、これから越える鉾ヶ岳が秋の高い空ときらきら輝く日差しに美しくそびえている。

交通量の少ない田舎の細道を楽しんでいると何となく道が登っているような気がしてきた、ふと見上げると・・・・・つづら坂がものすごく遠くまで続いてるよぉ〜。

こんな道を6km登る。旅情もあるが斜度もある、眺望も最高だが労力も最高!
かなり上の方からラッパの音やサイクリストを励ます声が聞こえてくるがまだまだペダルを回さないといけないみたい。
油断していたらだんだん斜度がきつくなってきた。
・・・・・おそらく平均で8%、コーナーの角など部分的に15%オーバーは間違いない。
LUNAのギアはフロント50t/34tのコンパクトドライブ、
リアのフリーが14.15.16.17.18.19.20.21.23.25の10速仕様
普通トップに14を入れる人はあまりいないが、下りは慎重に下る派なのでそれほどスピードを上げないし12トップを回すほどの足もないヘタレなのでこれがちょうど。
まぁそれよりも坂登での19t〜21tの3枚のクロスレシオがすばらしい!真ん中に20tがあるだけでものすごく足への負担が少ないうえに登りでのスピードが維持しやすい。
深い渓流を眼下に望み高度感がすごい、つづらの道をヨチヨチ進むたびに山頂方向からのラッパの音が右から聞こえたり左から聞こえたり・・・・その音がかなり遠くへ行ってしまい再び近づいてきた、今度ははっきりと前方から聞こえてきた。
・・・・・路面の応援メッセージといい気分はツールドフランス山岳ステージ
やっぱり!

出たぁ〜!悪魔オジサン。
さぁ速く走らないとお尻をつつかれるぞ〜!パンターニダッシュ・・・・できる訳ない。
標高を600mほど稼いで今度は下り、いやぁここも絶景絶景。

ここの下りは道が細くて急カーブが多い、曲がりきれずに転落するライダーも結構いるようだ。下りきったらお待たせお接待エードステーション。
笹寿司はステーションごとに違うから絶対にはずせないなぁ。で3つ食べました。
笹団子がとても魅力的だけど坂アタックしてたら胸焼けしたので今回はパス、最後のエードステーションのお楽しみにとっておこう・・・・その2へ続く

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