Mt.FUJIエコサイクリング その1 はこちら
http://wave.ap.teacup.com/applet/naruketta3181/20090913/archive
ウッホウッホ、ウキーウキー
・・・猿化してます。
エードステーションはロングライドイベントの楽しみの一つ、コースの楽しさはもちろんだけどエードの充実具合も参加への触手がうごめきます。
FUJIエコサイはコースは最高ですがどこまで行ってもどこのエードでもバナナとパナジウム天然水と飴と塩(しかも天然塩じゃなくて化学調味料の「アジシオ」だったりする)しかないです。
千人規模の大会なのにエードの内容はショップ主催の大会並みですわ。
・・・・悲しいっす!
仕方ないのでショップ主催大会のようにセルフ補給。
子供の国から裾野市へは今まで稼いだ標高がチャラになるほど一気の急降下、いかにも富士の裾野という風景が広がります。

火山灰の荒れ地からいきなり大声がしてビックリ!迷彩服が体中に木の枝をくくりつけて走り回っています・・・・・・・なんとコースは自衛隊の富士演習地の中を縦走しています。
時々ボン、ボンと何かが破裂する音が聞こえてましたがこれはシシオドシの音じゃなくて自衛隊の砲火の演習のようです・・・・どうも腹の底に響く重低音だと思った。それにしてもシシオドシの音って田舎者丸出し。
さあさあ、ススキ野原から街中にはいると名所「山崎精肉店」

わざわざコースマップに記されているほどの名所で、金華豚のコロッケやフランクがとてもおいしいらしい・・・・・
油モノを食べて胃袋に血液が集中して脚がまわらなくなるのは毎度のこと、今さら節制したってしょうがないでしょ・・・・と心の悪魔がささやきます。
でも、ここからこのコースの正念場篭坂峠だよ。またツライ思いをするの?と心の天使が制止しようと・・・・・するわけないじゃないですか!
天使悪魔合同で「食っていこうぜ食っていこようよ」の大合唱。

さぁさぁさっそく金華豚コロッケを賞味。
衣はサクッと来ましたがその後がどうも・・・・・生地にまだまだ水分が残っているようで少し粘っていますわ。これではせっかくのじゃがいもの甘みも金華豚の香ばしさも旨みも半減だよなぁ・・・・・・うーん、ホコホコさっくりしたコロッケが好きなあっしにはイマイチかなぁ。
さて、ここからがこのコースのハイライト篭坂峠、これから20kmほとんど登りっぱなしだけど標高差はたかだか400m・・・・標高差400mを「たかだか」といえるのは山国サイクリストならではですなぁ。
ウチの近所の神原峠は標高差400mを距離5km・・・・恐ろしや飛騨の峠、まぁ神原の4倍楽しめるということですわ。

しかもこの風景、楽しくないわけがないです。
ところが思わぬ伏兵が待ち受けてました・・・・・車ですわ。
ここは超観光ルートなのでひっきりなし・・・いやいや狭い上り坂の県道はすっかり渋滞してます。しかも後ろからは渋滞すり抜けのモータバイクがウォンウォン排気音を轟かせながら迫ります。
どうしようもないのだけど車になれていない田舎者は大焦りしてます。
ただでさえ登りでフラフラするのに渋滞の車で道幅のキャパはほとんど無し、ものすごい緊張感でひたすらペダルを回します。
はぁ足腰よりも神経がすり減る登りというのはかなりつらいものがありますわ。
救いなのは前を行くzenさんがこのコースを熟知していること、これだけで安心感が全然違いますわ。
zenさんとは脚のレベルもほぼ同じなのでどの大会でもたいてい同じような位置で走ってます。zenさんといっしょに走っていると今はイギリスに行ってしまった白鳥さんを思い出します。
あちこちの大会でよく顔を合わせていた白鳥さんもちょうど同じような脚のレベルでお互い顔を合わせると「ああ、あなたが居るなら安心だ」という脚友状態でした。しかし、よく考えたら白鳥さんは極太タイヤのクロスバイクを駆ってましたからロード乗りのあっしとはずいぶんハンデがありましたね。

篭坂峠の入り口で「最後のつづらはかなりキツイよ〜」とスタッフに脅しをかけられていましたが飛騨の自転車乗りにとってはかなり楽しい道・・・交通量が多いのには閉口ですがね・・・・・抜群の眺望にさそわれてあちこちで止まっては写真撮影。
と、ギリギリ後ろに自転車が着いていることを気づかずに停車してしまい追突事故発生!
大切なLUNAに傷がついちゃいましたが幸いにして人的被害はなし。
観光客モロ出しで油断してきょろきょろしながらゆっくり登っていたあっし、もうヘロヘロで何とかあっしに食らいついていた後続のサイクリストまあお互い様ということですな。
・・・・追突した後続のサイクリストはゴール後再びお詫びに来てくれました。やっぱり自転車仲間は素晴らしい人ばかりだなぁと感激しました。

あぁ楽しい楽しい道のりがもう終わっちゃいます。あとは下ればゴール、はっきり言って少し走り足りないなぁ・・・・・・まぁその分多くの人たちが安心して参加できる訳でしてカラフルなウェアの女性サイクリストがとても多いのでウレシイ部分もありますわ。
目が血走ったツルツルスネの男ばっかりの大会ってはっきりいって嫌ですもんね。
・・・・うーん、だから糸魚川ファストランとかあまり気乗りしないのかも。あらためて自分の性格のアホさ加減を自覚しましたわ。

絹代さんが待っていてくれたゴールへ(ってべつに特別あんたを待っていたワケじゃないの)
ゴールでだべっているとtb1さん登場、いやいやお久しぶりです。
さらっとあざみライン(須走から富士5合目までヒルクライムね)もまわってきたとか・・・・・さすがにパリ〜ブレストやロンドン〜エディンバラ〜ロンドンの完走者はちがいますわ。
ずっと富士山ビューの素晴らしいコースに感服いたしました。
毎年参加決定!

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