( リバイバル記事:2009/1/18 )
話題のPSP型携帯ファミコン
ポケットボーイ FC-360
http://wakuwaku-kaimono.net/hobby/PocketBoy-FC-360_review.html
新バージョンのリリースで問題点がほぼ改善!
今からなら、新バージョンを買うに越したことはありませんが
http://www.geocities.jp/pachimono_fc/info_258.html
●待ちきれず旧バージョンを買った方
●オークションとかで旧バージョンと知らずに買ってしまった方
まだまだ、諦めることはありません
某掲示板に
●セレクトボタン改造
●ABボタン入れ替え改造
について掲載されています
ビデオ方式PAL→NTSCの改造は
クリスタルも交換する必要があるようで
さすがに成功したとの報告はありませんが・・・
それでは、投稿者のご好意により
今回もその方法を紹介させていただきます
********* 以下掲示板から転載 ***********
≫≫≫セレクトボタン改造≪≪≪
1:全体の写真
2:CPU SELECT端子の顕微鏡写真
3:リセットスイッチ側の顕微鏡写真
4:CPU SELECT端子の顕微鏡写真 ※2と同じ場所です
多分、この写真を見ればわかると思うけど、
まずリセットボタンからCPUに続いているパターンを一箇所カット。
(私の場合は3枚目の写真の中央下部分のくぼみように
パターンの途中をピンバイスでパターンカットしました)
そして、そことCPUのセレクト端子を接続すればOK。
かなり細かい作業だから、頑張ってね。
(と言うか、個人的には新型のFC-360を買いなおした方が早いと思う。そっちはNTSCだし)
≫≫≫ABボタン入れ替え改造≪≪≪
1:CPU面 ABボタン付近の写真
2:カセット面 ABボタンからのパターン
3:CPU面 ABボタン入れ替え後の写真
4:カセット面 ABボタン入れ替え後の写真
5:CPU面 連射Aボタン付近の顕微鏡写真
残念ながら、改造前の写真は無いけど
(パターンカット後の半田付け前の写真しかない)
まあ、多分それでわかるでしょう。
まず1:の写真だが、説明書きのとおりの場所でパターンカット、
ただし左側の[TA]とある部分のパターンカットはスルーホール(基板の表と裏をつなぐ部分)の
パターンカットなので、ピンバイスでCPU面側のスルーホールを潰してあります。
(貫通させては駄目です。そのスルーホールの裏側に配線をするので)
そして、上記スルーホールの裏側に位置するのが、写真2:の矢印でAと書いてある部分です。
また、写真1:の右下の方に「穴を空けた」とありますが、
この穴あけ作業は必須ではありません。
私の場合は配線を最短距離でやるために表と裏に何も無い場所を選んで
ピンバイスで穴をあけました。
写真3:が、CPU面側のジャンパーの配線を半田付けした後の写真です。
Aボタン及び連射A(TA)のパターンからBのパターンの方へジャンパを飛ばしています。
また、B及び連射B(TB)のパターンからは、穴を通って裏側のカセット面の方へジャンパを飛ばしています。
写真4:は、上記のB/TBからの配線をAボタンのパターンの所へ半田付けです。
(ピンバイスでスルーホールを潰したその裏側の部分です)
写真5:は写真1:の、ピンバイスでスルーホールを潰した部分の顕微鏡写真です。
潰す前は写真左上のスルーホールのような形をしていましたが、
ピンバイスでパターンの銅箔を削り落としました。
≫≫≫ビデオ方式に関すること≪≪≪
FC-360(旧)の、水晶振動子付近のパターンの解析結果です。
以前、FC-360(旧)のNTSC改造を試してみたことがあり、
その時には2個のジャンパとクリスタル交換を行いました。
その時はゲーム速度とビデオ端子の出力はNTSCになったものの、
液晶画面への表示が完全におかしくなってしまいました。
そこで今回は、もしかしたらジャンパ周辺の部品も
NTSC改造に関係しているのではないかと考えて、
ジャンパ周辺にある部品が何に使われているのかを
念のため解析してみました。
■FC-360(旧) 水晶振動子付近の拡大写真
■FC-360(旧) 水晶振動子付近の拡大写真&各部品の解析結果
*** 部品の用途一覧 ***
●クロック関係
・クリスタル、R5、C13、C14
●ビデオ関係
・Q1、R7、C15、R6(未実装)、スルーホール1、スルーホール2、スルーホール3
●リセット関係
・C26
●NTSC/PAL切り替え
・ジャンパ1、ジャンパ2
結局のところ、写真に写っている部品の中でNTSC/PAL切り替えに関係しているのは
2個のジャンパだけであり(クリスタルも一応関係しているが)、
その周辺にゴチャゴチャある部品はそれとは全部無関係でした。
(画像に書き忘れましたが、C17は電源の安定化用です、たぶん)
このことから、完全なNTSC化のためには
液晶パネルへ向かっている線の解析が必須だと思われます。

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