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2006/1/27

資本主義-1  国際政治・金融・企業

最近、何かと話題を振りまいているライブドアですが、詐欺師顔負けの商法には呆れてしまいます。 結局、ホリエモンは家族も捨て、金の亡者となり、詐欺行為まで働き、逮捕されてしまったわけですが、まさしく大衆社会に現れる特徴的な、根無し草の愚民である象徴的な人であるとも言えるでしょう。

エレクトロニクス業界に身をおく者として、ライブドアや楽天などがIT企業と呼ばれているのに、違和感を感じます。 何故なら、ITのハード面でもソフト面でも彼ら自身が生み出したものは何一つないからであります。 


HPを利用したインターネット商売ですが、誰でもつくれるHPに商品を紹介しているに過ぎず、彼らが考えた新しい物は何もありません。

アマゾンにしても、商品をHPで紹介しているだけで、注文の仕方が、電話やFAXの変わりにPCで注文している過ぎず、昔ながらに、注文を受けた後は、人が倉庫の中の本を取り出し、宅急便で送っているだけで、何ら革新的なものはありません。 

彼らの、ネット商売は赤字であり、収益は気軽に借りれるサラ金ビジネスと、メディアに登場しては、話題を振りまき、株価を上げるという自転車操業のような経営であり、ここに何もITらしいものはありません。 また、このサラ金ビジネス(彼らは金融ビジネスと呼んでいますが)は、裏社会の協力を必要とするので、ヤクザや資金欲しさの政治家達がむらがるところとなっております。

先日、沖縄で自殺とされた野口元社長の不自然な死に方は、あきらかに裏社会からのメッセージでありましょう。

政界と裏社会のつながりは、自民党金権Grの田中角栄が、竹下登の経世会旗揚げにより田中派の政治家達がこぞって経世会に入ったときに、右翼団体の「日本皇民党」に依頼して、自民党総裁に立候補していた竹下登の邪魔をし、困った竹下も暴力団「稲川会」に依頼して事の収集を図ってからというもの、政治家たちは裏社会に借りをつくってしまい、この日本では株主総会では総会屋が、港湾、中央市場、土建業界に、堂々とヤクザが入って来て、利権を持つ様になってしまいました。

一般に官僚の規制が、世界の港湾に対してコスト高にしていると評論する人もいますが、実は政治家が裏社会に利権を与えていて高コスト構造となっているのです。 鳥インフルエンザで倒産したハンナンの事件でも明らかになったように、この日本での食肉業界は、関西は山口組のハンナンフーズが、関東では住吉会のハナマサが政治からみで、利権を持っていますし、神戸の中央卸売り市場では山口組系の企業が運搬権を独占し、賭博に頼らなくても山口組は、この利権から大きな資金を得れる構造になっているのも有名な話です。 背後には、金に目のくらんだ愚かな政治家達がいるのはいうまでもありません。

特に港湾関係では、政治家が裏社会とつながりのある会社を指定して荷受が運営されているので、いつまでたっても麻薬などが堂々と表社会入りこみ、まだ純粋で見識の浅い若者達がターゲットとなり、彼らの人生をボロボロにし、明日の日本に暗い影を落としています。 オウムが旧ソ連のカラシニコフ銃を大量に輸入できた事実、また税関当局に捜査の手が回らず、誰も責任を取っていない事を見ても、日本では税関の取締りなど機能していない事を証明しています。 まさにこの国では、裏社会と政治家が関係した、拝金主義がはびこっているわけです。


このブログで、長々と中世ヨーロッパの歴史を書いてきましたが、近代資本主義、帝国主義の侵略戦争、金の亡者になってゆく人類の歴史の原点が、カトリック対プロテスタントの30年戦争、その幕引きのウエストファリア条約、オランダ東インド会社設立、プロテスタントのカルヴァン派の思想にあるからです。

以後アジア諸国は酷い目に会い、日本は帝国主義、拝金主義になってゆきますが、このヨーロッパの出来事に大きく影響を受けているのです。


資本主義は、古代からそうであったわけですが、どちらかと言うと、昔の資本主義は個人の衝動的欲望につき動かされた物であったのに対し、

世界で初めての株式会社「オランダ東インド会社」が出来てからは、徹底した利益計算シミュレーションと合理的活動を組織的に行い、巨額の金額を動かす、近代資本主義に変わっていったと言えるでしょう。

また、30年戦争後のウエストファリヤ条約では、オランダはスペインから独立、スイスも共和国として独立し、神聖ローマ帝国が事実上解体され、多くの主権を持った国家ができあがってゆきました。 また、カトリックからも解放され、信教の自由を認められた国家であるという事も重要です。  

現在のヨーロッパにある国家は、ここから始まったいっても過言ではなく、国家という概念が生まれ、ナショナリズムが起こり、帝国主義の侵略戦争が始まるのです。 

最も面白いのが、世俗的な金銭や欲望を教義として抑制していた筈のキリスト教社会のヨーロッパで、特にプロテスタント国家であるオランダ、イギリス、アメリカが何故、経済発展してゆくのか?  また、まるで神も仏もあるものかと言わんばかりの勢いで、暴力を使ってまで、富を追求する帝国主義が生まれ、他国を侵略してゆくようになったのは何故か? は考えてみる価値が十分にあります。

また、従来から続いてきた価値(カトリック教会、信仰心、倫理など)を否定した個人は、従来の価値観を攻撃するものの、自らでは新しい価値を創造することが出来ず、根無し草のような存在となり、他人と同じである事に安心を求め、ブームに乗り遅れまいとする大衆社会に特徴的な性格を持ち始めます。 そして、自分にとって確かな物が分からなくなった愚かな大衆は、お金のみにその解決を求めていき、金の亡者になってゆきます。

金の亡者、徹底した合理主義というこの傾向は、カトリックよりプロテスタントやユダヤによく見られる傾向で、近年では日本でもよく見られる現象ですが、何故なのか、これについての考察は、次の投稿にまわしたいと思います。

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