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2010/10/21

Rothschild-131  シャトー・ラフィット・ロートシルト  ロスチャイルド
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シャトー・ラフィット・ロートシルト  2004


ワインで有名なフランスでも、ボルドーのワインは一目置かれますが、その赤の中でも最も高級で美味しいとされる第一級の格付けのものは、ラフィット、マルゴー、ラトゥール、オー・ブリオンの4つのブランドで、1973年の格付け改定で、ムートンが加えられました。

ラフィットとムートンはロスチャイルド家のワインで、すなわち世界一のワインと称される5つの第一級格付けワインのうち、2つもロスチャイルド家が独占している事になります。



シャトー・ムートン・ロートシルト
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1227.html
ムートン・カデ ルージュ    
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1228.html





ラフィットは、1760年にルイ14世の愛妾ポンパドゥール夫人が購入し、ヴェルサイユ宮殿の晩餐会で必ず飲まれるようになり、これをキッカケに 「 王のワイン 」 と呼ばれるようになります。

その後、フランス革命で所有者が変わってゆき、1868年8月8月にロスチャイルド・パリ家のジェームズ・マイヤー・ロスチャイルドが、444万フランで競り落とし、所有者となりますが、ジェームズはこの3ケ月後に亡くなり、シャトー・ラフィットは、「シャトー・ラフィット・ロートシルト」と改名され、ロスチャイルド家に引き継がれました。



ここで、プライド高きラフィットを持つパリ・ロスチャイルド家と、二級扱いされていたムートンを持つロンドン・ロスチャイルド家で冷たい戦争が20年続きますが、これはブランドを維持するために一級の仲間にムートンを入れたくなかったパリ・ロスチャイルド家が、マルゴー、ラトゥール、オー・ブリオンと手を組み、ムートンを一級から排除しようとしたからです。


しかしながら、半世紀以上にもわたり土壌の改良と品質の向上に務めたロンドン・ロスチャイルド家のフィリップ男爵の努力は報われ、ロスチャイルド家はついに2つの第一級格付け(プルミエ・クリュ)を手にしました。


それでもラフィットは、「プルミエ・デ・プルミエ」(第一級中の第一級)とラベルにそのプライドを誇示し、ムートンを刺激し、ワインをめぐる両家のライバル関係は、誰もが知ることになりますが、この話題を利用して、ちゃっかりと商売しているのが、世界最強の商売人ロスチャイルドなのであります。


この格付けを巡る戦いの間に、ロンドン・ロスチャイルド家はムートンにワイン美術館を建て観光の目玉とし、パリ家もまたボルドー地方に葡萄園を買い増し、19世紀にかけてヨーロッパにワインブームを起こし、ワイン産業は好景気に沸きました。




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