2020/1/31
5G、6G、WiFi−6 まとめ 科学技術
5G、6G、WiFi−6 のまとめです。



Huaweiを支える日本の電子部品産業
https://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/2499.html
5Gの真実
https://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/2500.html
6G (ポスト5G )
https://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/2502.html
高速WiFi WiFi-6
https://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/2503.html

2020/1/29
高速WiFi WiFi-6 科学技術
高価な5Gの携帯電話を購入し、高価な5G回線使用料を支払わなくても、5Gと同じ速度の高速無線通信ができるのをご存知でしょうか?
今、とんどの家庭には、WiFiルーターという機器を取り付け、皆さん携帯電話やPCでYoutubeを視聴する際に、無線のWiFiを使っている事と思います。
5Gの特徴は、10Gbpsの高速通信ですが、WiFiを使わずに5G通信してしまうと非常に高い回線料を毎月支払わなければなりません。 そんな時に朗報があり、WiFi-6(IEEE802.11ax)と呼ばれる
約20,000円くらいのルーター(機器)を購入すれば、以後、何も費用なしで、9.6Gbpsという5Gと同じくらいの高速通信がWiFiで楽しめます。 AmazonでWiFi-6でアクセスするといっぱい出てきますよ。
2時間の映画が数秒でダウンロードできます。
この機器は既に、街の電気屋さんやAmazonでも購入できます。
こんなのが発売されてくると。ますます5Gの普及は遅れそうですね。
我々消費者はうれしいですけど w)


2020/1/28
6G (ポスト5G ) 科学技術
6G開発について世界の状況を報告したいと思います。
先ずは、5Gの現状から説明しますと、世界的にも2022年頃から立ちあがり始め、2025年には携帯電話(スマホ)の約30%を5Gが占め、本格的な普及は2030年頃と予測されています。そして5Gの時代になっても4Gの基地局は残りますので、皆さんが現在保有している4Gのスマホは使えますのでご心配なく。 あわてて5Gのスマホを購入する必要はありません。
あれこれ言う人達がいますが、上記の様に答えておけば間違いはありません。 そして、6Gは2030年が今の5Gのような状況であると考えていて間違いはありません。
5Gスマホは、サブ6と呼ばれる6GHz帯の周波数と、ミリ波と呼ばれる28GHz帯の周波数を使います。 おいっても同時につかうのではなく、1台のスマホに2つの周波数帯を選べるようになっていて、スマホが勝手に電波を受信できる法を選んでくれます。
5Gの特徴は、@10Gbpsという高速・大容量の通信ができる事、A3ms以下の低遅延で通信できる事、B同時に100万台/Km2接続できる事がありますが、これらはあくまでも28GHz帯の周波数を使った時の性能です。
昨年、韓国のサムソンが初めて5Gの携帯電話を発表したと日本のお馬鹿メディアは報じていましたが、これは28GHz帯の周波数が使えず、6GHzタイのも使えるスマホであるので、世間で騒がれている5Gの特徴である前記の性能はでません。 性能は今の4Gと同じくらいです。
いつもの嘘です。 サムソンが発表した時点で28GHz帯の周波数が使えて、本当に前記の5Gの特徴である性能が出せるスマホは、モトローラ社のものだけで、RFICは4Gでもシェア独占状態のクアルコム者のRFICが使われています。
話が長くなりそうなので、簡潔に述べると、世界で初めて6Gのホワイトペーパー(白書)を公開したのはフィンランドのオウル大学で2019年9月に公開しています。
そこに書かれていた6Gのスペックは、5Gのそれぞれの性能を約10倍向上したものを目標とするとあります。 すなわち、@100Gbpsの高速通信 A0.3ms以下の低遅延 B同時接続1000万台/Km2、また電池寿命は20年としています。
また基地局から発信される周波数は、5Gの最高が28GHz帯であるのに対し、6GではTHz〜可視光領域の周波数で通信するとしています。
惟はまだ白書の段階なので、6Gのスペックとして決定したわけではありません。 今から世界で標準化作業が始まるところです。
当然、世界中が開発競争に入ろうとしているところですが、世界で標準化され6Gnスペックを決めるにあたり、世界各国で標準化の会議が持たれます。 よって、未だSPECが決まってない以上、どこの国が有利かというものはないですが、通信に関する技術力、技術蓄積はやはり宇宙開発でも先行する欧米が強く、その次に日本、そして中国と続きます。
日本がそんなに進んでいるのか?とエレクトロニクス業界以外の方は不思議に思うかもしれませんが、THz帯でのm戦通信実績は既に日本ではあり、Panasonicが水族館で可視光通信を実用化しています。 水中では電波は届かないので、光で通信しているのです。 また慶応大学の先生が、LEDを使って信号機と自動車のLED間で通信する事を考え技術的に実証し、一時話題になった事も記憶に新しいところです。
さて、日本の6Gの取り組みの状況は、これまた決して世界に遅れているどころか、なかなか
素早い対応をしています。
2020年1月21日に、5Gの次の世代である「Beyond 5G」=6G に関する総合戦略の策定に向けて、「beyond 5G推進戦略懇談会」を開催すると公表しており、座長は東京大学総長の五神真氏、座長代理は東京大学大学院工学系研究科教授の森川博之氏が務めます。
この先生方を中心に、政府系研究機関、民間企業のCTOクラス、また研究者達が集まり、自社また日本がどのような技術・特許を持っており、どのようなスペックを国際標準にすれば有利なのか?を相談し、国際会議の場で戦ってくれるのです。
当然、欧米や中国からも彼らに有利な提案をしてくるので、いかにそれを潰すか? 、また避けて日本としての技術開発戦略を練り、開発を行ってゆくのです。
主な検討事項は、@2030年代の社会に於いて通信インフラに期待される事項 ABeyond 5Gを実現するために必要な技術 B我が国におけるBeyond 5Gの円滑な導入及び国際競争力の向上に向け望まれる環境 Cこれらを実現するための政策の方向性 があります。
第1回目の会合は、昨日、1月27日に開催された筈で、2020年の夏をめどに取りまとめを行う予定にされています。

2020/1/27
台湾は歴史上一度も中国の領土であったことはなかった 日本・天皇・神道・記紀神話
Huaweiに関する5Gの嘘(特に日系メディア)を前回までの投稿記事で紹介してきました。
続いて、6G(ポスト5G)の記事を次の投稿で紹介しますが、
その前に、中国は台湾や沖縄が昔は中国の領土だったと大嘘をついていますが、歴史学者が正しい歴史を伝える秀逸な動画があるので紹介します。
だいたいにして台湾という名前はオランダ人が台南あたりに住んでいた原住民の部族名から名付けたものです。
この動画では、何故、台湾と日本は仲が良いのか? 何故中国と韓国は反日なのかも納得のゆく説明をされています。
是非、最後まで視聴お願いします。
【東京発信・Cool Eyes】第21回 歴史学者・宮脇淳子 台湾を語る
https://www.youtube.com/watch?v=J-MM1p7gPXw

2020/1/26
5Gの真実 国際政治・金融・企業
毎日のように報道される5Gとポスト5Gですが、大げさすぎるので、現実のデータをお知らせしたいと思います。
アメリカは既に負けているとか、アホらしくて聞いておれません。 確かに中国国内とアジアに於いてはファーウェイの基地局のシェアは30〜40%ありますが、アメリカでのシェアは5%にも満たないほどで、ノキア・エリクソンの基地局のシェアが70-80%あります。 総務省も公表しています。 また中国のスマホに使われている最も重要な通信の半導体は以前Qualcommのものです。
ちなみにファーウェイの5Gスマホの最新機種である「Mate 30 Pro」では、最も5Gである事を示す重要なデバイスはQualcomm社の高周波(RF)フロントエンドモジュールで、いうまでもなくQualcommの半導体が使われており、シーラスロジック社のオーディアアンプ、テキサス・インスツルメンツ社のアナログスイッチが使われています。 NFCコントローラー(オランダNXPセミコンダクターズ、ワイヤレス充電(伊仏合弁STマイクロエレクトロニクス、、米マイクロンテクノロジーの8GバイトDRAM、他。
電子部品については前の投稿で紹介したように日系電子部品メーカーの独壇場です。
ファーウェイだけで日系電子部品は1兆@000億円以上使われており、中でも無線通信(=特定の周波数を発信、受信する必要がある)に必ず必要な周波数をフィルタリングする電子部品(SAWフィルターと呼ばれている)は村田製作所とドイツのEPCOS社で世界シェアを2分しており、そのEPCOS社をTDKが買収したので、日系電子部品メーカーが世界シェアの100%有していることになります。 すなわち、村田製作所とTDKがSAWフィルターをファーウェイに輸出STOPすると、ファーウェイの5Gスマホは1台も作れないのが現実なのです。
Huaweiを支える日本の電子部品産業
https://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/
また日系メディアは5Gスマホを出荷したのは韓国のサムソンが世界で初めてと報道していますが、これまたインチキです。 5Gはサブ6と呼ばれる6GHz以下の周波数帯(性能は今の4Gと変わらない)と、28HGzのミリ波と呼ばれる周波数帯の2つが1台のスマホに搭載されています高が、10Gbpsの高速容量、3ms以下の低遅延、同時接続100万台/Km2という凄い性能は28GHzのミリ波
だけの特徴であり、昨年サムソンが発表した5Gではスマホは、この肝心なミリ波の機能(世間でいう5G)はなく、しょぼい従来の4G性能しか持ち合わせていないのです。
サムソンが世界初と発表した当時、本当に世間の言う上記の5Gの性能(28HGz含む)を持つスマホはモトローラ社のスマホだけで、使っているRFICはQualcomm社のを使用しています。
呆れるような話ですが、日本メディアはいつもの通りで、皆さん日系メディアは信用しないほうが良いです。 本当に日系メディアはいつもながらアホネ!
何故、日本でこのようなお馬鹿が行われているのか? それは田中角栄が中国に不利な事を報道しないという、世界的にもお馬鹿な、日中報道協定を中国共産党政府と締結してしまったからです。
この日中報道協定について詳しく説明した記事がこちら
チャイナ リスク-16
https://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/81.html

2020/1/25
Huaweiを支える日本の電子部品産業 国際政治・金融・企業
5Gの携帯電話や基地局で、中国のHuawei(ファーウェイ)の記事が毎日のように報道されていますが、技術のほどんどは日本の電子部品メーカーのもので、日本の電子部品メーカーの存在なしには1台たりともつくれないのをご存知でしょうか?
ファーウェイが2018年に輸入した日系企業の電子部品総額は、約6800億円。 2019年においては、50%増加し約1兆1000億円の見通しです。
ファーウェイは日本企業92社と取引があり、電子部品やモジュールなどを供給している主要な企業は
パナソニック、村田製作所・京セラなどを筆頭に各電子部品メーカー、住友電気工業、ジャパンディスプレイ、富士通などがあります。
なかでも、携帯電話とその基地局、WiFiやBluetoothなどは無線通信なので、特定の周波数を選択して発信、また取り出す事が必要です。 無線通信に必ず必要な機能を持つ電子部品をフィルター(周波数をフィルタリングする)と呼びますが、SAWフィルターと呼ばれる電子部品なしには無線通信は不可能です。
このSAWフィルターは、村田製作所とドイツのEPCOS社(シーメンスの電子部品部門が独立してできた会社)が世界シェアを50:50で2分しています。 EPCOS社はTDKに買収されたので、今や村田製作所とTDKGrの日系企業がシェア100%を保有しています。
すなわちこの部品1ケが無くても5Gどころか、携帯電話や基地局は1台も生産・製造できないのです。 また無線通信のモジュールは村田製作所1社で世界の60%をもち、この分野では日系電子部品メーカーの得意とするところで電子部品メーカー各社をあわせると限りなく100%に近づきます。
5Gのみならず携帯電話や基地局に必要な電子部品は、日系メーカーでほぼ独占しており各社のHPを見て頂ければ分かります。
すなわち、この技術やPATは日系電子部品メーカーが保有しており、Apple、Samsung、Huaeiも日系電子部品メーカに技術そのもの、また部品供給を頼っているのが現状です。
すなわち政治問題化すれば、日本は日系電子メーカーに電子部品の供給をSTOPさせれば、HuaweiやSamsungは1台も5G携帯電話や基地局はつくれないのです。 日本政府は中国や韓国から理不尽な要求ばかりされ、無意味・不必要に舐められっぱなしでですが、
日本の役に全く立たないお馬鹿な反日の政治家たちを選挙で落とし。そろそろ電子部品の供給を武器に交渉してもいいのではまいのでしょうか?

2020/1/20
レバノンで大規模反政府デモ 490人超負傷 国際政治・金融・企業

https://www.youtube.com/watch?v=jqGqFsFZjSM&feature=emb_logo
反政府デモ続くレバノン 「ゴーンも同じ」と既得権益層の腐敗に反発
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200119-00000532-san-m_est
産経新聞 1/19(日) 18:37配信
中東レバノンで、反政府デモによる混乱が続いている。デモに参加する若者らの原動力は、政治家ら既得権益層に根付く汚職体質や縁故主義への怒り。現場では、同国に逃亡中の日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告も「腐敗した富裕階級」の一人として非難する声があった。(ベイルート 大内清)・・・
中東が荒れています。 イラン・北朝鮮中国・ロシア VS サウジ・イスラエル・欧米
あまり安易に第三次世界大戦という言葉を使いたくはありませんが、アルバートパイクの予言通りになってきているように思います。

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2020/1/13
おめでとうございます 台湾民主進歩党勝利 日本・天皇・神道・記紀神話

台湾で1月11日、総統選挙の投開票が行われ、現職の与党・民主進歩党(民進党)の蔡英文氏(63)が再選を果たした。中国との関係が最大の焦点となる中、約820万票(得票率57%)を獲得して圧勝しました。
中国共産党の香港市民弾圧の影響が大きかったと思いますが、とにかく、これで台湾の自由と民主化は守られました。
台湾総統選、蔡英文氏が圧勝で再選 中国は見誤った?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200113-51087200-bbc-int
中国共産党は、台湾や沖縄は元々中国の領土であったとプロパガンダしておりますが、大嘘です。 台湾歴史について秀逸な動画がありますのでご紹介します。
台湾の歴史
https://www.youtube.com/watch?v=WtuOKVyYGgg
【東京発信・Cool Eyes】第21回 歴史学者・宮脇淳子 台湾を語る
https://www.youtube.com/watch?v=J-MM1p7gPXw

2020/1/13
カルロス・ゴーンの実父親は殺人罪で死刑判決を受け、ブラジルに逃亡していた 国際政治・金融・企業

1月8日記者会見したカルロス・ゴーン(Getty Images)
仰天報道 カルロス・ゴーンの父親は神父を銃殺し、死刑判決を受けていた
Forbes 政治経済 / LOGO 2020/01/12 14:30
https://forbesjapan.com/articles/detail/31734
レバノンに逃亡したカルロス・ゴーンの記者会見は、レバノンをはじめアラブ諸国でも大々的に報じられているが、衝撃的な報道が登場した。それは、ゴーンの実父、ジョージ・ゴーン(アラビア語名はゴスン、2006年に死亡)が、かつて密輸にからむ殺人事件を起こした後、いくつもの事件で死刑判決を受けていた、というものである。
ドバイのアル・アラビーヤ国際ニュース衛星放送が報じたところによると、フランスのオプセルヴァトゥール(L’Obs)の東京特派員レジー・アルノー記者が、カルロス・ゴーンの人生にせまる『逃亡者』という本を2月5日に発売する。その本に、ゴーンが6歳のとき、父親のジョージが犯した殺人事件について触れていることが明らかになった。
ただの脅しのつもりが……
アルノー記者の本を事前に入手したクウェートのアル・カバス紙によると、事件が起きたのは1960年4月17日。レバノンの村の路上で銃殺された死体が発見された。
被害者は、ボリス・ムスアド神父。3日後に5人組の犯人グループが逮捕された。その一人が、当時37歳だったジョージ・ゴーン。ダイヤモンド、金、外貨、麻薬の密輸業者であり、ジョージは検察官の取り調べに対し、「ただの脅しのつもりが最悪の結果になってしまった」と供述している。
ジョージは事件の20年前にナイジェリアの首都ラゴスでボリス神父と出会っていた。ボリスはレバノンの山岳地帯で羊飼いから神父になった人物。その神父にジョージは密輸を依頼するようになる。儲けたカネを分け合う関係だったが、「神父の欲深さに腹を立て、仲間をけしかけて脅していたら、神父を殺害してしまった」と、ジョージは供述している。
事件当時、息子のカルロスは6歳。父親は殺人で逮捕されるのだが、その後、さらなる驚きの犯罪が発覚する。
賄賂、偽札、脱出、成功
バアバダー刑務所に送還されたジョージは、「貧しそうだったので憐れんでやった」と看守たちに賄賂を配り、刑務所のドンとなった。昼間は刑務所外で過ごし、夜は刑務所に戻る形で、近くに開いた賭博所で看守や囚人たちをもてなしていたという。
同年の8月4日、仲間11名が逃亡を計画。ジョージは逃亡に加わらなかったが、脱獄に失敗して逮捕された仲間が衝撃的な供述を行う。それは、ジョージがバアバダーの地方検事、予審判事、刑事裁判所長の殺害計画をもちかけていたというのだ。これによって、ジョージ・ゴーンは1961年1月9日に死刑判決を言い渡された。
しかし、ジョージは模範囚となり、その後15年の禁固刑に減刑された。出所したのが、1970年。ところが、話はこれで終わらない。刑務所から出所した4か月後にまた逮捕された。3万4000ドルもの偽札を所持していたのだ。取り調べの結果、100万ドルの偽札をすでに販売していたため、再度15年間の禁固刑に処される。
3年後、刑務所内で自殺未遂事件を起こしたが、チャンスが到来する。1975年初頭、レバノン内戦の混乱に乗じてベイルート脱出に成功したのだ。ジョージはブラジルのリオデジャネイロに逃げて、ブラジルでビジネスに成功。2006年に死亡した。
これまで敏腕経営者としてのカルロス・ゴーンにまつわる本は数多く出版され、本人も多くのインタビューでも生い立ちについて語っている。ゴーンは祖父母や母親については多くを語っているが、父親についてはあまり話してこなかった。密輸、殺人、判事らの殺害計画、偽札など、その犯罪歴を考えれば、当然といえば当然だろう。
実はこのジョージ・ゴーンの悪行は今回初めて暴露されたわけではない。レバノン歌謡界の大御所で、アラブの歌姫としてアラブ諸国では知らぬ人はいない、サバハ(2014年に死去)が自叙伝に書いているのだ。サバハは日本でいう美空ひばりのような存在。彼女が自ら筆をとった自叙伝でこのことに触れているのは、かつての恋人がジョージに殺された神父だったからだ。
レバノンを見捨てた男?
今回、『逃亡者』を書いたアルノー記者は、1960年代にベイルートで発刊されていたフランス語紙L’orientに掲載されていた殺人事件の記事に着目し、そこから丹念に調査を行ったという。
親の罪は子どもとは無関係なのに、今回アラブ社会で報道された背景には、アラブ諸国でのゴーンへの厳しい見方もある。アラブ社会ではオーナー社長がワンマン経営で公私混同の好き放題をやるケースはある。ただ、ゴーンはオーナー社長ではなく、「雇われ社長のくせに何を勘違いしているんだ」という、成り上がりへのやっかみがある。
もちろん辣腕経営者として尊敬されている面もあるが、低所得者層からは「イスラエルに尻尾をふる億万長者」とか「レバノンを見捨てた男」と見られており、そうした庶民感情に応える形での暴露とも言えるだろう。
隠し続けた過去、成功、カネへの執着、元妻へのDV訴訟、そして今回の逮捕と逃亡。まるで戦後を代表する小説家、松本清張が描いてきた人間の現世欲や秘めた怨念の世界のグローバル版と言えるのではないだろうか。

2020/1/11
カルロス・ゴーンの精神分析 国際政治・金融・企業
正月早々、保釈中の身でありながら海外逃亡した姿は、まるで小学生のようで、挙句の果てには世界のメディアを呼び、悪の帝国日本からの脱出に成功したとPRし、会見では真珠湾攻撃まで飛び出す始末。 まるで被害者気取りのゴーンに多くの日本人は、何なんこのオッサンと違和感を感じに違いがありません。
彼は自身の報酬を約50億円過少に申告したとして、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕された。この逮捕を受けて記者会見した日産の西川廣人社長は、社内調査の結果、3点の重大な不正行為が判明したと述べた。報酬を減額して記載しただけでなく、私的な目的での資金流用と経費の不正支出もあったとされ海外の子会社にブラジルやレバノンなどで高級住宅を購入させ、ゴーン容疑者が無償で提供を受けていた疑いもあります。
彼の異常性DVゴーン氏は前妻のリタ婦人からも明らかにされており、ゴーン氏は『お前は嘘つきで、気が狂っている。』こういいだし、その後も罵倒され挙句に夫婦で強要していた睡眠剤を大量に進められたというのです。その後も飴と鞭を使い分けての豹変ぶりで時に優しい言葉で言い聞かせる素振りを見せたりそうかと思ったら豹変して『君は自殺したいと言っている、部屋に弾の入った銃があるから、私や子供達に迷惑を掛けずにいっそ人生を終わらせたらいい』こんな言葉を吐き捨てたり『いつでもお前を殺す事ができる。もっと早く殺すんだった』とも言い放ったそうです・・・ 。当然そんな言葉の数々から暴力的な行為も多々あったようで時には直接首を絞められる行為もあったとのこと・・・。にわかには信じがたいカルロスゴーンの裏の顔。今回の有価証券報告書の不正行為や脱税の数々は見えてなかっただけのカルロスゴーンと言う男の真の姿だったのかもしれませんね。50億と申請していた彼の報酬がその倍はあったとの事実が発覚しましたが、それらが示すように巨額の資産を持つ彼と元嫁リタさんはその資産を巡り相当揉めたようです。それでもようやく離婚成立したのが15年の6月フランスで成立。その後2016年には、元嫁リタさんとの離婚のきっかけとも なった不倫関係にあった女性と再婚されたそうです。
カルロスゴーンの生い立ち〜子供時代の移民生活に離婚理由の裏の顔
https://oitachi-ima.com/jjitugyouka-oitachi/3441/
日産自動車とゴーンのビジネスに関しては、別途投稿予定ですが、このゴーンの異常性について、精神科医の片田珠美さんが鋭い分析をしておりますので、紹介します。
「日産の金は俺の金」…ゴーン氏、異常な強欲さの裏に「例外者的な特権意識」と幼少期の屈辱
https://biz-journal.jp/2018/11/post_25651.html
参考文献
ジークムント・フロイト「精神分析の作業で確認された二、三の性格類型」(中山元訳『ドストエフスキーと父親殺し/不気味なもの 』光文社古典新訳文庫)
