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2020/10/11

緊急拡散希望 トランプ神演説  国際政治・金融・企業



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トランプ神演説
https://youtu.be/4y7YbJ26agE


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2020/10/11

イングランド銀行と紙幣銀行券  財閥(日本・世界)



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イングランド銀行






銀行の必要性とそのルーツについて、前回の投稿で紹介しました。

銀行のルーツと戦争
https://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/2706.html






重さの唯一の欠点を持つ金(ゴールド)から紙幣へ
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今回は、何故紙幣があるのか、また紙幣発行権を持つ中央銀行としてのイングランド銀行についてお話ししたいと思います。

債権は、大英帝国が世界支配の道具として用いるはるか以前からイタリア人やオランダ人に知られていました。  にもかかわらず、1694年にウィリアム・パターソンと彼の友人たちの手になるイングランド銀行の設立は、世界史の中で大きな出来事であります。

金(ゴールド)の唯一の欠点である重さを解消しようとする努力が何世代も続けられ、金の価値に対応する紙幣を使うようになりました。

今日ではそうした紙幣を「金証券」と呼びます。 この証券には持参人の要求に応じて金と交換できる価値がありますが、紙幣を使うほうが便利なので、証券の所有者が交換を要求した事はめったにありませんでした。

支払いに充てられる証券の一部の量だけ手元にあればいいという事はすぐぐに判明しました。 従って残りの金を事業やそれ相応の目的に使う事ができました。 しかも、証券の量は支払い用に貯えている金の量よりも多く発行できました。

準備金に対してそれ以上の支払いを請求できる紙幣は現在「銀行券」と呼ばれています。






銀行は無からつくりだされたあらゆる資金の利息を稼げる。 ウィリアム・パターソン
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供給できる準備高よりも紙幣銀行券に対する需要が多いという事は、銀行家が無から現金をつくりだしている事を意味します。 同じことが別の方法でもできました。

預金銀行家は、預金から預金者が引き出して第3者に与える為替や小切手の大半が、第三者よって現金化されないまま口座に預金されている事に気づきました。 

そうすると、資金は実質的に動かず、支払いは口座間取引の記載だけで済んでしまいます。  従って、銀行家は引き出されたり、現金化されたりする可能性のある預金額の一部よりも多額の資金(金、証券、約束手形)を手元に置いておく必要はなく、その埃は貸付金に転用できます。

もしこの貸付が借り手のためにつくられた預金口座で行われれば、借り手は現金を引き出す代わりに小切手を切る事になります。


そのようにして、生み出された預金あるいは貸付金は、貸付金の実質価値のわずか一部でも口座に預金があればそれなりに生まれる事になります。 こうして生み出された預金もまた無から資金をつくることが出来ます。  

銀行家は業務内容を隠したがりますが、約束手形の発効あるいは預金貸付はこの範疇に入ります。


だからウィリアム・パターソンは、南米から金銀財宝を積んだスペイン船を襲い海賊艦隊で得た資金を活用するために1694年にイングランド銀行の設立を許可したとき、こう語りました。 「銀行は無からつくりだされたあらゆる資金の利息を稼げる。」







イングランド銀行
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イングランド銀行は、1694年に設立されましたが、この時の国王は「名誉革命」で迎え入れたウィリアム3世です。

このイギリスの中央銀行は大蔵卿チャールズ・モンタギューとスコットランド人のウィリアム・パターソンにより設立され、オランダ、イギリス、スコットランドの君主であるウィリアム3世によって、発券業務(通貨発行権)が与えられました。

そして、造幣局長官は科学者のアイザック・ニュートン。 ニュートンは当時流行っていた錬金術(化学)に傾倒しており、まさに今回のイングランド銀行ではお金の錬金術(金融)をつくった事になります。

この頃のイギリスは英仏戦争や内戦などで財政は破綻寸前で、1670年代のチャールズ2世の時代には、大勢の金細工師から借りていた100万ポンドの債務不履行を宣言し、一万人の預金者が損害を蒙ってしまいました。

1689年に、名誉革命で王位についた、ウイリアム3世は、アウグスブルグ同盟戦争中の1693年には、深刻な財政難に陥ってしましましたが、その時にスコットランド人のウイリアム・パターソンが考えついたのが、民間の銀行でありながら、通貨を独占的に発行でき、政府はそこから金利を払って、お金を借り入れるというものでした。 

ただ同然でお札を印刷し、銀行の株主がボロ儲けし、国家も簡単に資金を借り入れできるというもので、聞けば誰でもインチキである事はすぐ見破れますが、財政に困窮する国家がお札を乱造したならば、そのお金は金や銀と交換できない不換紙幣だと思われてしまいます。

しかし、銀行システムを通じてお金を創出したなら、一般市民にはそのプロセスが見えないので、新たに印刷された紙幣は、金貨の裏づけがある、従来の紙幣と見分けがつかず、一般市民を騙す事ができるというものでした。

1694年にイングランド銀行が認可するとすぐに、ウイリアム3世や議員達は、先を争うようにして、自分たちが生み出したこの銀行の株主になってゆきました。

イングランド銀行の株主たちは、初期の頃は「1200人協会」と呼ばれ、イングランド国王や女王はそれぞれ1万ポンドの価値に相当する株式割当を受け、後のハドソン湾会社の総督マールバラ公爵や、シュロスベリー卿も1万ポンドを出資しています。 数多くの貴族、役人、大商人などの特権階級の人々、またポルトガルやスペインのユダヤ人たちが
イングランド銀行の株を保有する事になります。

このイングランド銀行の創設に当たって、ロンドンのマザーズ・チャペルでの会合で決められた内容は、

1、政府は金融のサイエンティストに銀行創立の許可を与える
2、この銀行には、英国で紙幣として通用する銀行券発行の独占的権利が与えられる
3、この銀行は一部のみが金・銀貨で裏付けられるマネーを無から創出する
4、金融のサイエンティストは、政府に必要なだけ融資を行う
5、政府への融資のために創出されたマネーは、主として政府の借用証書を裏づけとす
  る
6、このマネーは無から創出されるので、コストはかからないが、政府はこれに対して
  8%の金利を支払う
7、政府への借用証書は、民間に貸し出される追加金の支払い「準備」金とみなされる
  この民間への融資も利子をとる
  従って、金融のサイエンティストは、同じ無をもとに、2重に金利を徴収する

というもので、イングランド銀行を設立するや、紙幣を印刷し続け、2年で物価は100%上昇し、取り付け騒ぎまで発展しました。 これは、インチキがばれたも同然で、イングランド銀行にとっては最悪の事態です。 イングランド銀行は、金貨に兌換する事ができませんでした。 本来であれば倒産ですが、この銀行は民間といっても、王家、貴族、政治家、役人、大商人たちの談合の成果です。 

この取り付け騒ぎに、議会が介入し、設立からわずか2年後の1696年に、「正貨による支払いを停止」する法律が成立しました。
 
イングランド銀行が創立されてから、国民のナショナリズムを煽り、戦争という言い訳の下で、欲にかられた政府関係者と株主達は、ただ同然の紙切れに紙幣を印刷し続け、イギリス政府に貸し出した結果、イギリス政府の国家負債は天文学的な数字になってゆきます。

名誉革命以来、イギリスは戦争にあけくれ、死の商人や、金融家たちは私腹を肥やしてゆきました。

1689−1697  ウイリアム戦争(対フランス) 
1702−1713  アン女王戦争(対フランス)
1739−1742  ジェンキンスの耳戦争(対スペイン)
1744−1748  ジョージ王戦争(対フランス)
1754−1763  フレンチ・インディアン戦争(対フランス)
1776−1783  アメリカ独立戦争
1793−1801  反フランス革命戦争
1803−1815  ナポレオン戦争


イギリスの国家負債は増加の一途を辿り、1694年から98年にかけての5年間で、100万ポンドから1600万ポンドまで膨れ上がりました。

ほとんど、全て戦争に使われた費用です。 この時代の軍事指導者が、ジョン・チャーチル(1650−1722)で、イギリスに対する貢献?から、初代マールバラ公爵の肩書きが与えられる事になります。

また、1698年から1815年の間に、イギリスの国家負債は8億8500万ポンドにまで増大しており、この江戸時代後期からイギリスは衰退期に入っていく事になりました。

中央銀行やイングランド銀行について歴史を振り返ってみると、イングランド銀行は、1694年に創立され、世界で2番目に古い中央銀行で、主にフランスとの戦争のために発行された多額の国債の管理を行う銀行として、ロンドンに設立された民間銀行でした。

ちなみに世界で一番古い中央銀行は、スウェーデンのリクスバンクで設立は1688年です。

イングランド銀行は、設立当初から銀行券の発行権限が与えられておりましたが、当時は、現在の中央銀行のように、銀行券の発行を独占していたわけではありませんでした。諸説ありますが、イングランド銀行に事実上の銀行券発行を独占的に付与した1844年のピール銀行法の成立をもって、イングランド銀行は、現在のような「中央銀行」に変貌したと言われております。













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