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2005/10/18

圧倒的な財力、人材に物を言わせ、貴族階級やキリスト教教会が築き上げてきた高度な文明、文化、芸術は、大衆社会の到来により階級・従来の価値観は崩されました。

しかしながら、新しい高度な文明・文化・価値観を生み出すことの出来ない大衆は、自己のアイデンティティを失い、確かな物を、他人の意見や、生活スタイルの模倣により、他人と同調する事で安心を得ようとします。 これが、ハイデガーの言うところの「公共性」です。

自分の意見と会う友人とお喋りをし、マスメディアに流され、流行を追い、世間と同調する事でのみ、自己を認識でき、安心するというのが大衆社会の特徴です。 また、大衆社会を基盤とする現代社会は、集団心理の上に成り立った危険な社会である事を忘れてはなりません。  

一例を挙げると、クレジットカードが出現した時は、なんと信用の置けない危険な支払い、また受け取り方法だと感じた人は、私だけではないと思います。 しかしながら、皆が使っているし、大手の会社がやる事だから問題ないのだろうという集団心理の上に成り立っているものです。 

一般的にリベラリストや左翼主義者に見られがちでありますが、階級の破壊、既存勢力の打倒という観点から、彼らの考えは大衆社会に近い物があります。 

彼ら自身は革新といいながら、実は柔軟性がなく頭の固い、極めて保守的な人たちであることは、傍から見ると良く見えます。 また見ず知らずの人を相手にも、左派であることを認識すると、お互いに突然敬語を使い、褒め称えあい、それ以外の人達に対しては一般常識の礼儀すら守らないという、極めてキショクの悪い人たちですが、これは彼らの中での集団心理です。 俗にサヨは群れると言われる所以です。

靖国問題に関しての中国と韓国のスタンスは極めて単純で、明らかな内政干渉である事が分かっていながら、ゴネて見せると、日本の左派メディアが大騒ぎし、中国・北朝鮮政府と癒着し、個人利益(金・女)に目がくらみ、売国奴的行動をとる田中−金丸−橋本に至る自民党金権Grが、簡単にお金を出すというのに味をしめ、こんな便利な打ち出の小槌のような魔法の道具を利用しない手はないというところでしょう。 中国の政府高官も、内心では阿呆共が・・・と思って、笑っているのではないでしょうか?

また、日本の国連常任理事国入りを猛反対するのも、アメリカも言っているように、日本が常任理事国入りをして世界の安全保障に関わり貢献しようとするならば、強い軍事力を持つべきで、核の保有も必要であるという事なので、

1)日本を大国化させるのが嫌であるという単なる感情論
2)中国は日本に核ミサイルを向けているので、日本の核保有により自国の安全保障が
  脅かされるという観点です。

日本の事をアメリカのポチと、日本人自身が蔑みながら、国連の常任理事国入りを反対する人を見かけますが、本当にアメリカから独立し、主権を持った国家を目指すならば、常任理事国入りを果たし、核保有をするべきです。

話を大衆社会に戻しますと、自己アイデンティティが持てずに、マスメディアの影響に流され易く、一過性の流行を追ってしまう現代社会です。 よって、このような靖国問題に関しては、中国・韓国の内政干渉でかつ善意ではなく悪意で利用されているのが明確な訳ですから、今後の為にも、過剰に反応せずに、内政干渉をあきらめさすのが重要であると思います。 左派の人たちは、靖国問題に関して天と地がひっくり返ったように右往左往、大騒ぎする人たちが多いので、ついつい一般大衆もそんなに大変な事なのかと思いがちですが、そんな事はありません。 彼らの感情を害したから悪いというなら、過剰なまでの反日教育や、日本から多額のODAを受けておきながら核ミサイルを向けてくる中国に対しても、我々の感情を伝えて、もっと大騒ぎしてミサイルを廃棄させればいいでしょう。 彼らは内政干渉をヤメロと言うでしょうね。

何が言いたかったかというと、マスメディアに流され易い大衆社会の我々は、いちいち過剰に反応せず、ゆっくりと自分の頭で考える事が重要であるという事です。 

私は民間企業に勤め、ビジネス社会に身を置く者ですが、民間企業の行動原理は極めて単純で自社の利潤の追求です。 それはそれで、高度な知識や能力を要求される場合もありますが、決して国民や自国の利益とは一致する物ではありません。

しかしながら、政治というものは国民や世界の人々の生活・安全に大きな影響を与える物であり、それに携わる人は、それなりの能力・知識・見識・人格が要求させるべき物であると思います。実際、多くの政治家や官僚達は我々民間人よりも優れた能力を持った人が多いのも事実でしょう。

大衆社会では、特に最近のBlogでは、知識、見識、能力もない一般人が政治家・官僚を非難するのが特徴ですが、その世界に身を置かない限り、我々には知りえない情報が多くあるわけで、その情報を知らずして、勝手な判断しようとする一般大衆の素人の無邪気さにも呆れます。

また、それを職業としない人たちの持つ知識、意見は、煎じ詰めれば、所詮は本、メディア、他人の意見のコピペに過ぎない事が多いのに気づくべきでしょう。 

我々はつい忘れがちになりますが、大衆社会の持つ性質と危険性について再考する必要があると思います。

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