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2014/9/18

シェール革命と日本-12  環境・エネルギー

三井物産は、アメリカのみならずヨーロッパのシェールガス開発の権益を持っています。

三井物産は、三井石油開発と共同出資する三井 E&P USA LLC(MEPUSA社)を通じて、アナダルコ社がペンシルベニア州のマーセラス・シェール・エリアで開発・生産中のシェールガス事業に参画。

同社は、テキサス州においても、シェールガス田の権益確保しており、SMエナジーカンパニー(SME社)がテキサス州イーグルフォード・シェール・エリアで開発・生産しているシェールガス・オイルの開発生産プロジェクトに参加しており、開発総費用30億ドル、プロジェクト権益の内の12.5%を約6億8000万ドルで買収しています。

さらに、アメリカの石油ガス開発会社マラソンオイルがポーランドに所有するシェールガス権益の一部を取得しており、日系企業がヨーロッパのシェールガス開発に加わる第1号であります。

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2014/9/17

シェール革命と日本-11  環境・エネルギー

シェールガスは、権益確保から液化、貯蔵設備、運搬船まで含めると、一つのサプライチェーンを確立するために約1兆数千億円かかると言われており、日本の大手総合商社がこのビジネスチャンスを見逃すはずがありません。

住友商事は、昨年、東京ガスや関西電力と連携し、アメリカ産のシェールガスを原料にしたLNGを調達する契約に基本合意。

住友商事は子会社を通じ、メリーランド州のアメリカ電力大手のドミニオン・リソーシズのLNG基地運営子会社ドミニオンコープポイントLNG社と天然ガスの液化加工契約を結び、年間約230万トンのうち、

東京ガスが140万トン、関西電力が80万トンを引き取る契約がなされました。
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2014/9/6

シェール革命と日本-11  環境・エネルギー

シェールガスによる発電コストは原子力発電より安く、また日系企業がこの産業に大きく貢献している事を述べてきました。

それでは、日本はシェールガス・オイルを安価に購入できるのでしょうか? 世間を何も知らないアホメディアと、アホサヨどもが、自民党の安倍政権は原子力発電にこだわっていると思い込んでおりますが、安倍首相は、シェールガス購入の交渉で大きな貢献を果たしています。

アメリカ政府は基本的に自由貿易協定(FTA)を締結していない国へのLNG輸出は認めていませんが、安倍首相は米国に輸出許可を求め、

2013年2月オバマ大統領との首脳会談でシェールガスの日本向け輸出が早期に承認されるよう要請。 そして、粘り強い交渉の結果、2013年5月に、アメリカはFTAを締結していない日本にLNGの輸出を解禁し、まずは、中部電力と大阪ガスが参画するテキサス州フリーポートの対日輸出を承認しました。



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2014/8/31

シェール革命と日本-10  環境・エネルギー

シェールガスを採掘する際、砂をフェノール樹脂でコーティングし、地熱でこの樹脂を固め、隙間からガスが流れ出る道をつくります。

このフェノール樹脂の大手が、住友ベークライトで、アメリカのオハイオ州ケントン工場に大型投資を行い、フェノール樹脂の新プラント建設を開始、新工場の生産能力は1万トン。


また、クレラップで知られる化学メーカーのクレハは、シェールガスの採掘そのものに使われる樹脂・ポリグリコール酸の量産化を世界で初めて成功。 

地熱の温度に近い40〜50℃で水とCO2に分解され、採掘後に取り出す必要がない事から、シェールガス採掘ドリルの先端に取り付けられる目的での引き合いが急増しています。

シェールガス採掘の際の環境汚染を大騒ぎする人がいますが、日本企業の技術力により、解決しているのです。  

まあ、大体において、イチャモンつける案件があると、勉強もせず、解決策も考えず、アホの一つ覚えのように攻撃したがるのがアホのサヨちゃんの特徴ですが、世の中の多くの大人は、すべての分野に於いて解決するために頑張っているのが、実社会です。


また、別途紹介しますが、水のクリーン化にも日本企業の技術が大きく貢献しています。
シェールガス革命で、日本の産業は完全復活を果たします。


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2014/8/24

シェール革命と日本-9  環境・エネルギー

2013年5月17日、大きなニュースが発表されました。

アメリカのエネルギー大手のエンプラ・エナジーがルイジアナ州で計画するLNG生産事業に、三井物産、三菱商事、日本郵船が33%の出資を決め、この総事業費は1兆円。

2017年までに年間1200万トンのシェールガス液化設備を建設するもので、日本国内のLNG需要の約10%にあたる800万トンの供給を可能とする大型プロジェクトです。

ガス田開発投資が中心であった日系企業が、アメリカで生産もはじめるというものです。



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2014/8/21

シェール革命と日本-8  環境・エネルギー

シェールガスの採掘には、大量の水が使用されます。 高圧で水を送り込み、岩盤を破砕し、水を汲み上げますが、地表に戻る水は約7割で、化学薬品の含まれるこの水の処理は環境問題となります。

この問題を解決する脚光される技術が、窒素と水を混ぜて使う事で、使用する水の量が半減します。 ここで注目を集めているのが、半導体用窒素ガスの大手、大陽日酸(日本酸素と大陽東洋酸素の合弁:産業用ガスで日本首位、世界5位)であります。
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2014/8/15

シェール革命と日本-7  環境・エネルギー

シェール革命で、LNG輸送で圧倒的な技術力を有する日本の造船業は復活します。 

今、全世界で運航されているLNG運搬船の数は、2011年時点で359隻。 今年にはパナマ運河の拡張工事が終わり、来年2015年からは14万トン超級の大型LNG運搬船がメキシコからアジアに運航できるようになります。

アメリカ・エネルギー省によれば、2016年以降LNG貿易は純輸出に転じ、2030年頃の輸出量は約3000万トン。 今後、60〜70隻の需要が生まれるそうです。 14万m3クラスのLNG運搬船の価格は、1隻当たり約2億円ですから、LNG運搬船の市場は、1兆2000〜1兆4000億円に拡大すると推測されています。

この需要を見越して、今治造船と三菱重工は、2013年4月にLNG運搬船の設計、および販売を手掛ける合弁会社 「 MI LNGカンパニー 」 を設立。

また、ジャパンマリンユナイテッドもLNG運搬船を新たな収益源とすべく、2〜3年後に売上高約5000億円を見込んでいます。


ジャパンマリンユナイテッド
https://www.jmuc.co.jp/company/history/


LNGの輸送にはアルミの厚板が必要になりますが、この分野では古河スカイをはじめ、日本の非鉄金属メーカーの独壇場で、古河スカイは、アルミ厚板設備を大きく拡大しています。 いうまでもなくシェールガスの輸送タンカー向けの受注増を見越しての事です。





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2014/8/14

シェール革命と日本-6  環境・エネルギー

1973年のオイルショックを機に、日本は石油への依存度を下げ、天然ガスの液化・輸送に関しては世界トップの技術を有しています。

現地でガスを-160℃で液化し、ガスが漏れない専用のタンカーを作り、輸送しますが、輸送中に気化したガスを燃料として使うタービンを開発、さらに日本でのガスの洩れないLNGタンク貯蔵です。

シェール革命がおきると、真っ先に日本のこれら最先端技術を有する企業が、ビジネスを独占してゆくという構造です。



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2014/8/12

シェール革命と日本-5  環境・エネルギー

シェールガスは地下2000〜3000mの深さにあるので、地層を掘ってパイプを入れ、そこからガスを地表にあげます。 いうまでもありませんが、ガスが漏れるようでは、そのパイプは失格です。

その圧力に耐えれるシームレス(継ぎ目のない)鋼管パイプを作ることができるのは、世界広しといえど、世界でただ一社。  新日鉄住金の和歌山製鉄所だけです。
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2014/8/10

シェール革命と日本-4  環境・エネルギー

シェールガスは、アメリカの一ベンチャー企業であるミッチェルエナージーが成し遂げた、フラクチャリング法の確立により実現したものです。

フラクチャリング法とは、地層に圧力をかけ人工的な割れ目(フラクチャー)を作る採掘法ですが、この方法は1940年代後半に、スタンダード・オイルが開発した技術です。



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