1週間カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)のビジネススクールが主催する「バイオテクノロジーを
わかりやすく」という非科学者向けの講座を受けてきました。受講者は約25名でUCSDの教授・助教授陣が講師です。
バイオ事業の企画に携わっているものの事務屋としてもう一つ越えられない科学知識の壁を感じていましたが、細胞生物学・微生物学・遺伝学など「そういうことだったのか!」と
目からうろこが落ちた状態でしたが、分野外の分子薬理学や免疫学は用語からしてわからず苦労しました。
自分にとってのハイライトは
ラボでの実験でした。自分の遺伝子を抽出して増やして解析、親からもらった味覚を感じる遺伝子の状態を調べ、
それぞれの親から異なった遺伝子をもらったという結果が出たときには興奮しました。1週間を通じて一緒に学んだ製薬会社の人たちなど今後実際のビジネスでのつながりができそうです。
アメリカの大学での授業は始めてですが、こんなにうまく教えてくれていたら大学の授業はもっと身についたのにと感じました。様々なバックグランドをもった人々の参加に講師陣は講義レベルをどこに設定するかを苦労している様子でしたが、専門的な内容があまりにも続きすぎると受講生が事務局を通じてレベルを落とすよう働きかけていたのは印象的でした。
受講コースBiotech DemystifiedのHP;
http://rady.ucsd.edu/exec/open/biotech/

UFOのようなUCSDのランドマーク(図書館)