先代と同じくザリー少尉亡き後しばらく脱力気味でありますが訃報で思い出しました。
去る10日、東京五輪ボクシングのバンタム級金メダリスト桜井孝雄さんが死去、享年70歳。
中央大〜三迫ジム入り、元世界王者輪島功一氏の先輩にあたる。
桜井さんの試合は見た事がないのですが少年時代愛読していた「ボクシング・マガジン」誌上で特集されていたのでよく覚えていました。
昭和43年7月2日、日本武道館で世界バンタム級王者ライオネル・ローズ(豪)に挑戦、序盤にダウンを奪いながらも僅差の判定負け…
王者ローズは2月に笹崎ジムのファイティング原田からタイトルを奪取、初防衛に成功。
誠に不勉強ながらWikiで調べて桜井さんは後年東洋タイトルを獲得していた事を初めて知りました。
私の記憶だと選手時代よりも引退後に颯爽とスーツを着こなして不動産会社の営業マンとしてバリバリ仕事をしている氏の印象の方が強いのですが…
改めて合掌。
さてヒコーキですが仕事上の調べもので業界誌バックナンバー(2010年10月号)を見ているとこんな記事が…
「十和田湖の湖底を地形調査」
「67年目の鎮魂歌」
十和田湖の総合的計測調査のため現地を訪れた調査チームの宿舎にしていた旅館の主人が詳細な墜落地点を記憶しており、証言に基づいて湖底を調査したところ旧陸軍機らしきものがカメラに。
昭和18年9月27日、秋田県能代飛行場から八戸に向かい十和田湖に墜落した陸軍一式双発高等練習機とみられる。
発見された場所は水深327m、水温は夏でも4〜5℃と低くアルカリ度の高い水質のため機体は腐食も進まず国籍や所属部隊マークも鮮明に判別できる状態だそうです。
ググってみると引き揚げ計画やらいろいろあるみたいですが、湖底のこの機体は時間が止まったまま平成の世を迎えて…などと感慨ひとしおに思いを巡らして殉節の搭乗員に合掌致しました。
昭和のよもやま話二題m(_ _)m


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