今年ももう4月、大尉は転属となり晴れて少佐に任官されました(笑)
これで大佐と少佐は司令長官の出身部隊配属となり、親子二代にわたる帝都防空任務にあたるわけであります。
今年で七回目を迎える伝統の模型合宿、お題はラバウル零戦だそうでありますが、私の在庫検索を案じて下さったXJun様がかつて重複発注したキットがあるのでお題に…とご下賜頂いたのがタミヤの新金型で登場した2008年頃発売のキットであります。
わざわざ先日の関東軍飲み会にご持参頂き恐縮の至りで、心から感謝申し上げます。
さて、頂戴したはいいもののなかなか制作に着手できず日数ばかりが無為に経過…
これにはワケがありまして、頂戴したキットを眺めるにつけ精緻な出来栄えに完全に気後れした事と着手にあたって外板凸凹加工実施の有無に悩んでおりました。
先の仕掛かり中キットハセ32鐘馗で味を占めたので42スケールでも外板凸凹を狙ったのでありますが随所に開口部を設けた繊細なキットなので加工中の破損を恐れて断念、
外板加工は「リベットのみ」、アンテナ支柱、機銃とピトー管は真鍮材料を加工…他は一切素組みで着手しました。
まずリベットですが今回はケガキなしで打てる方法を思案、結局耐久性のある厚手のクリアラベル(シール加工)に設計で使うCADソフトで1mm間隔で罫線を描いてレーザープリンターで印刷、
それを細切りして使ってみました。
Excelで試してみましたが縮尺に対応させるのが面倒なのと罫線の鮮明さがイマイチだったので何度か試作してみた結果設計ソフトで作成した罫線が最適でした。
リベット打ちはカルコの●印ではなく○印が打てる某メーカーの工具を初めて48で使ってみました。
このキットは各パーツ共プラが薄く慎重な作業をしなければいけないのと48スケールは久しぶりなので老眼が進んだ私には極めて難行苦行ではありますが折角のいいキットなので何とか完成に持ち込む算段をしつつ誠に身が引き締まる思いであります。


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