色々と仕掛かり中の飛行機をやっつけたいんですが塗料や材料がかなり死んでいるので当面必要なものを買いに行きました。
いつもの模型屋さんではなくかなり前(5年以上)に行ったお店、現場から近かったので久しぶりに覗いてみようかと…
ほとんどカーモデル、それもル・マン系全開で店内所狭しと完成品が飾ってあり、売り物のダイキャスト製は往年の名車がずらりと並んでいて改めてカーモデルのお店だった事を思い出しました。
そそくさと塗料やらを探して退散するつもりでしたが…何故か「雨戸セット」や「襖セット」を発見、
大小スケールの情景モデル材料が豊富に揃っているのに鉄道車両系はほとんどありません。
飛行機もタミヤの主要キットが置いてある程度でハセ物は見あたらず、なのでとりあえず必要なものを買って帰ろうとレジで清算する時に変なモノを発見、
バラの屋根瓦、そして作業台の上には制作中の建物が置いてありました。
気がつかなかったのですが店頭のディスプレイ棚には建物がギッシリと詰まっていたので作品について尋ねてみると全て店主であるご自身が制作されたそうであります。
毎年ル・マンに出かけて数十年、趣味と実益を兼ねて取材したレースを1/43の情景モデルで表現
「クルマばかりだと思われがちなんですけど日本建築の方が主力」と意外な話をしてくれました。
常盤台という土地柄、お店の近所には古くからの立派なお屋敷が点在、建物の所有者に了解を得た上でその情景を表現するのですが主に1/12スケールで作られた作品の数々…圧巻なのは屋根瓦でリアルさの追究が昂じて一枚一枚バラの瓦を商品化してしまったそうです。
いずれの作品も出来映えは見事で思わずやってみたくなりましたが1/12というスケール故に置き場所を考えると躊躇してしまいます。
なので次は1/24スケールのラインナップを商品化検討中だそうです。
これだけだと「単なるリアル追求オッサン」なのですが地元でミニ四駆の特設コースを開放したり、個展を開いたりと地域に密着した活動で馴染み客のみならず地元の人にも愛されているお店なんだなあと感心した次第であります。
そんな昭和レトロな雰囲気を味わえるお店は板橋区常盤台の「フジヤ」さんです。
※ご本人の承諾を得た上で作品と個展案内を掲載しました。


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