台風26号接近につきニュースを見ていたら、漫画家のやなせたかしさんが亡くなられた事を報じていました。
やなせさんといえば「アンパンマン」、子供が生まれるまで一切興味ありません(ジブリ映画も同じ)でしたが我が家の子供達もお世話になりました
子供さんがいらっしゃるご家庭では大多数が一度は通過するキャラクターと言っても過言ではない位の普遍的な作品ですが、
私がお世話になったのは子供達がそろそろ「アンパンマン卒業」かと思いはじめた矢先に起こった東日本大震災でした。
震災後、余震が相次ぎしばらくラジオを四六時中つけっぱなしにしていた時期…確か発災2〜3日後の事ですが某局「つながるラジオ」という番組でリスナーからリクエストがありました。
夕刻でしたか、「避難所で心細い思いをしている子供さん達へ少しでも明るくなれるように」とのメッセージと共に「それいけ!アンパンマン」がリクエストされました。
それまでは当然といえば当然なのですが確かに番組中震災と原発事故関連のニュースが大半を占めておりいささか緊迫していました。
リクエストされた方も取り残されそうな子供達を案じての事だと思いましたが「アンパンマン」放映局とは異なる系列局で堂々とリクエスト曲が流れました
「♪何のために生まれて…」思えば復興の第一歩だったと思います。
「震災を乗り越えて未来を担う子供達に元気になってもらわないと」との意識は私の活力となりました。
そして毎日夕刻に子供達に向けたリクエスト曲を流すようになり、私も楽しみにしながら聴きました。
早くも二年半以上が経過しましたが「アンパンマン」というと勇気をもらったあのラジオ番組を思い出します。
とはいえ記憶が薄れて曖昧な記述もあろうかと思いますが改めてやなせさんには感謝と共に哀悼の意を表します。
合掌…


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