帰宅後、最もやりたくなかったメッキ塗装の修正に取り掛かり終始憂鬱な作業の途中で左サイドのモール部分がシトロエン特有のウィンドウオープン状態でバイザーの陰になりちょっとだけ目立たなくなる事に気付き、とたんにゴキゲンになりました(笑)
塗装仕込み済みのクリアーパーツをどんどん組んで作業は順調、こんなに爽やかなのは何年ぶりでしょう?
クリアーパーツを組み終えて次はメッキパーツの接着・・・事故はその時に起きました。
何て事のないドア取手、流し込み接着剤を仕込んで組み込む瞬間・・・ピンセットからハラリと落下してドア側面をずり落ちました。
タミヤアクリルの脆弱なクリアー塗装を浸潤した無残な傷痕を残したのであります(泣)
恐らくここで戦意喪失すれば完成の目はなくなり迷宮入り確実、次作の取り組みにも大きく影響するため単純な知恵を振り絞って対策を練った結果、
・調色したピンク塗料が残っている。
・マスキングして部分的に塗装するにはテープ痕残留の問題があり極めてリスキーであるし、もとよりそんな気力がない。
・となると、ダメージ範囲は大きいがタッチアップの要領で取り敢えず筆塗りでリカバリー。
早速、筆塗り前に色目を見ながら不要パーツに試し塗り〜実車のキズ補修に似ています。
筆塗りすると塗膜の厚みが生じるので♯5000ペーパーとコンパウンドで調整を繰り返すも不自然さは拭えず頭を抱えてしまいました。
もうダメだ早く寝ようとばかりに久し振りに晩酌開始、頭が空っぽになった刹那「細かい考証があるわけでもなし、元々デッチ上げで楽しんでいるんだから何か別モノで隠ぺいすればいいだけのハナシ」
急に開き直ってジャンクのデカールからハート形を切り出しセットしてみるとポップでいいじゃないですか。
ただ50過ぎのオッサンが作ったとなると我ながらまことに気持ち悪いんですが、そこは目をつぶってこれで誤魔化し決定(笑)
シルヴィー・バルタンのアルバムも仕込んで目眩まし。
これでオープンルーフのパーツ塗装を残して完成が見えてきました。


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