消費税をめぐる情勢と増税発言
自公民の予算採決合意に抗議
消費税増税へのレール許さない
2009年3月27日 赤 旗
志位委員長は同日の記者会見で、与党と民主党が2009年度予算案とあわせて同関連法案を27日に採決することで合意したことについて、次のように述べました。
1、 自民・公明・民主の各党が採決日程に合意したことに、強く抗議したい。予算案の議論がつくされていないことはもとより、予算関連法案には、2011年度までに消費税増税の法案を国会で通すことをプログラムされた法案が入っている。これは重大な法案だ。徹底審議し、その是非を国民の前に明らかにする必要がある。
1、 自民・公明両党の態度はもちろん許しがたいが、民主党がたとえ反対があっても採決日程に合意したことは、消費税増税のレールを敷く法案を通すことに事実上手を貸したといわれても仕方がない。
1、消費税増税を許さない世論と運動を広げていくことがいよいよ大切だ。総選挙でも大きな争点として、増税ノーの審判を国民に下すことを訴えていきたい。
09年度予算案 きょう成立
2009年3月27日 読 売
2009年度予算案と、付則に消費税率の引き上げ準備を明記した税制改正関連法案など4法案が27日に成立する。予算案は27日の参院本会議で野党の反対多数で否決されるが、両院協議会を経て、憲法60条の衆院優越規定に基づき成立する。
参院本会議では税制改正関連法案など4法案も否決されるが、与党は27日夜の衆院本会議で憲法59条の規定により、3分の2の多数で再可決し、成立を図る。
消費税増税 社会保障目的は誤り
参院委 大門議員質問に参考人
2009年3月26日 赤 旗
参院財政金融委員会は25日、2009年度予算関連法案の税制「改正」法案などについて、参考人質疑を行いました。
東京大学大学院の醍醐聰教授は「根拠のない消費税増税論先にありきの議論がまかり通っているのを危ぐしている」と指摘。「税の再配分機能が低下しているが、その理由は所得税の最高税率が下がったことだ。消費税を社会保障の財源にするのは、経済効率性を社会保障財源にも持ち込むことで根本的な誤りだ。社会保障の財源は応能が大道だ」と述べました。
日本共産党の大門実紀史議員は「社会保障に使うから消費税を増税するという意見をどう思うか」と質問。醍醐氏は「目的税というが、どこまでが社会保障目的なのかは変わってくる可能性がある。社会保障目的だと言葉はきれいだが、実際には消費税を増税しても、社会保障以外に使われるかもしれない」と答えました。
次期衆院選 「消費税増税を争点に」
首相 二階氏は「十分説明」
2009年3月14日 赤 旗
麻生太郎首相は13日、首相官邸で内閣記者会のインタビューに応じ、次期衆院選の争点に関し「消費税を含む税制の抜本改革を第一に言わなければならない」と述べ、消費税率引き上げを争点として掲げる考えを示しました。
衆院解散の時期について「予算など、経済政策が実行に移される条件が整わなければ景気は良くならない。景気対策という政策がきちんと実行された段階だ」と述べ、2009年度予算案成立直後の解散に慎重な考えを示しました。(後略)
解散「景気対策の後」 麻生首相 消費税 争点に
2009年3月14日 読 売
麻生首相は13日、首相官邸で内閣記者会とのインタビューに応じ、衆院解散・総選挙の時期について、「予算など経済政策が実行に移される条件が整わないと、景気は良くなるとは考えない。
従って、景気対策がきちんと実行された段階だ」と述べた。2009年度予算案と関連法案の成立後、5月の大型連休前後に補正予算案を国会に提出し、その成立までは基本的に解散しない考えを示したものだ。6月3日までの通常国会の会期を延長することも視野に入れているとみられる。
首相は「どの道(衆院議員の任期満了まで)あと半年しかない。その半年の間のどこかだ。総合的に判断して私が決めたい」と強調した。衆院選については、「消費税を含む税制の抜本改革を第一に言わなければならない」と語り、消費税率引き上げに反対する民主党との政策に違いを争点とする考えを示した。
民主党の小沢代表が「米国の極東でのプレゼンス(存在)は米海軍第7艦隊で十分だ」などと発言したことに対し、首相は「第7艦隊さえいれば日本の安全保障は大丈夫という考え方には全くくみしない。米国の持つ抑止力は十分に活用されるべきで、日米安保が基軸だ」と批判した。(後略)
景気回復後に消費税
2009年3月11日 赤 旗
自民党の伊吹文明元幹事長は10日、都内で開かれた衆院議員の政治資金集めパーティーであいさつし、改めて景気回復後には消費税増税が必要との考えを示しました。
伊吹氏は、2009年度予算案通過後のさらなる財政出動が必要だとした上で、「予算関連法案には消費税引き上げも書いてある」「景気をよくした暁に、責任を持って税制改正を断行するというのが財政規律派の基本姿勢だ」と述べました。
財政出動の財源については、「堂々と国債を発行すべきだ」と主張しました。
与謝野氏 「財政規律派は公演中止」
伊吹氏「困った発言」
2009年3月11日 朝 日
自民党の伊吹文明元幹事長は10日夜、東京都内のパーティーであいさつし、与謝野財務・金融相が「財政規律派の仕事は一時公演中止」と述べたことに、「ちょっと困った発言」とかみついた。
9日、財政健全化重視路線からの「宗派替え」を表明した与謝野氏は10日午前の記者会見でも「財政規律派の仕事としては、昨年末の中期プログラム策定で、とりあえず一時公演中止。経済回復のためにあらゆる政策手段を取るという合意に沿って行動する」と述べた。
これに対し、伊吹氏は税制改正関連法案付則に消費増税を明記していることに触れ、「私は堂々と国債を発行して財政対策をやるのは当たり前と思う。それが財政規律派の公演停止に結びつくということはない」と批判した
財政再建路線 一時棚上げ 与謝野氏 2009年3月11日 読 売
「財政規律派の仕事は、一時、公演中止だ」
10日の閣議後の記者会見で与謝野財務・金融・経済財政相が、持論の「財政再建路線」を棚上げする考えを漏らした。
与謝野財務相はこれまで、消費税率の引き上げに前向きな発言を繰り返すなど、財政再建を重視する姿勢を取ってきた。
だが、この日の記者会見では、追加景気対策の財源について「あらゆる手段を容認する」とも語り、赤字国債の発行も辞さない意向も示した。持論を棚上げする理由について、「(経済危機の)今は、経済回復のためのあらゆる政策手段を取るという合意に沿って行動する」と述べ、麻生政権の最重要課題である景気対策を優先する考えを強調した。
消費税増税を強調
2009年3月6日 赤 旗
与謝野馨財務相は、5日の参院予算委員会で、民主党の森ゆうこ議員の質問に対し、「経済が回復したときに消費税を含む『抜本改革』をお願いせざるを得ない。そうでないと年金、医療、介護等の社会保障制度を持続可能なものにすることはできない。そこには手品の仕掛けや打ち出の小槌はない」などと述べ、消費税増税の必要性を強調しました。(後略)
景気回復後に消費税
2009年3月11日 赤 旗
自民党の伊吹文明元幹事長は10日、都内で開かれた衆院議員の政治資金集めパーティーであいさつし、改めて景気回復後には消費税増税が必要との考えを示しました。
伊吹氏は、2009年度予算案通過後のさらなる財政出動が必要だとした上で、「予算関連法案には消費税引き上げも書いてある」「景気をよくした暁に、責任を持って税制改正を断行するというのが財政規律派の基本姿勢だ」と述べました。
財政出動の財源については、「堂々と国債を発行すべきだ」と主張しました。
与謝野氏 「財政規律派は公演中止」
伊吹氏「困った発言」
2009年3月11日 朝 日
自民党の伊吹文明元幹事長は10日夜、東京都内のパーティーであいさつし、与謝野財務・金融相が「財政規律派の仕事は一時公演中止」と述べたことに、「ちょっと困った発言」とかみついた。
9日、財政健全化重視路線からの「宗派替え」を表明した与謝野氏は10日午前の記者会見でも「財政規律派の仕事としては、昨年末の中期プログラム策定で、とりあえず一時公演中止。経済回復のためにあらゆる政策手段を取るという合意に沿って行動する」と述べた。
これに対し、伊吹氏は税制改正関連法案付則に消費増税を明記していることに触れ、「私は堂々と国債を発行して財政対策をやるのは当たり前と思う。それが財政規律派の公演停止に結びつくということはない」と批判した
財政再建路線 一時棚上げ 与謝野氏 2009年3月11日 読 売
「財政規律派の仕事は、一時、公演中止だ」
10日の閣議後の記者会見で与謝野財務・金融・経済財政相が、持論の「財政再建路線」を棚上げする考えを漏らした。
与謝野財務相はこれまで、消費税率の引き上げに前向きな発言を繰り返すなど、財政再建を重視する姿勢を取ってきた。
だが、この日の記者会見では、追加景気対策の財源について「あらゆる手段を容認する」とも語り、赤字国債の発行も辞さない意向も示した。持論を棚上げする理由について、「(経済危機の)今は、経済回復のためのあらゆる政策手段を取るという合意に沿って行動する」と述べ、麻生政権の最重要課題である景気対策を優先する考えを強調した。
消費税増税を強調
2009年3月6日 赤 旗
与謝野馨財務相は、5日の参院予算委員会で、民主党の森ゆうこ議員の質問に対し、「経済が回復したときに消費税を含む『抜本改革』をお願いせざるを得ない。そうでないと年金、医療、介護等の社会保障制度を持続可能なものにすることはできない。そこには手品の仕掛けや打ち出の小槌はない」などと述べ、消費税増税の必要性を強調しました。(後略)

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