「尾身財務大臣が“代表なければ課税なし”なら“代表あれば課税あり”だ!」
消費税トピックス
施政方針演説と同じ日、1月26日に行われた尾身財務大臣の財政演説をご存知ですか?
「本年秋以降、税制改革の本格的、具体的な議論を行い、平成19年度を目途に、消費税を含む税体系の抜本的改革を実現させるべく、取り組んでまいります」
と述べた上で、
「米国では、パトリック・ヘンリーが唱えた「『代表なければ課税なし』とのスローガンのもと、独立戦争が戦われました。これは言いかえれば『代表あれば課税あり』ということであります。国の財政を支える税金は、取られるものではなく、自分たちの代表の決定に従い、必要な国の支出を支えるため、みずから納めるべきものであるという自覚を持っていただくことが重要であると考えております」
と演説したのです。
こんな言い換え通用するの?
とんでもありません!
「代表なければ課税なし」とは、当時のアメリカはイギリスの植民地で、課税は本国のイギリスが勝手に決めていたので、このスローガンで独立戦争がたたかわれたのです。それがどうして、「代表あれば課税あり」と言い換えることができるでしょう。
消費税は生まれも育ちも公約違反
消費税は、生まれも育ちも、ウソと公約違反によるものでした。加えて、今、すすめられているのは、大企業や大資産家には大減税をすすめながら、庶民には次々と増税する政治です。
それなのに、今の日本は選挙権があって国会議員を選んだのだから、国が決めた税金は有無を言わず払いなさい、国会で消費税増税が決まれば、おとなしく国民は受け入れ、増税を呑みなさいというのでしょうか。
こんな国民を愚弄した発言はありません。

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投稿者: 全国の会事務局
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