2007/2/22
僕は人生の折り返し地点を、もう過ぎてしまったが、それにもかかわらず、理想の女性は、年上か、同年代なのだ。なぜなんだろう。若い子にはあまり興味がない。僕とほぼ同年代の、早見優や松本伊代、堀ちえみや三原じゅん子に魅力を感じてしまう・・・。困った性分だ。
そんな僕が子供だったころ、TVを見ていて一目惚れしてしまったのが、太田裕美さんだった。いつもシンプルな出で立ちで、恋人たちの歌をさらっと歌ってのける、そんな彼女に、いつしか僕は、恋心のこもった「お姉さま感情」を抱くことになっていった。でもすべての歌が好きだと言うわけではない。「木綿のハンカチーフ」などは、むしろ嫌いな歌だったといえる。そんな僕がいちばん好きな彼女の曲は・・・
ずばり、「南風‐South Wind‐」。1980年のキリンオレンジのCMソングでもあった。彼女の柔らかくて、ちょっと舌足らずなヴォーカルが、この気の早い夏を歌った歌のイメージにピッタリ。ジャケ写を見て思うことは、彼女ほど白いシャツにブルーのジーンズが似合う歌手もいないのではないかと・・・言うこと。こんな素敵なお姉さんがいたら、毎日が楽しいだろうなと、当時から思い続けている。そう、年上好きの僕にとって、太田裕美さんは永遠のお姉さまなのだ。

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