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2006/1/22
「なぜかmodeになりきれなかったMODE」
J−POP
90年代半ばに現れた、ヴォーカルの高橋由妃を中心とした4人のロックバンド、MODE。僕がMODEの魅力に取り付かれたのは、関西テレビの深夜の情報番組で見たPVだった。曲は「ルシファー 〜ときめきのままに〜」。ヴォーカルがTVの画面からまるでせり出してくるかのようなパフォーマンスに、強烈なエロスとエモーションを感じてしまって、まさに一目惚れ。
それで、即、CDを購入したわけだが、もう「ルシファー 〜ときめきのままに〜」の虜になってしまった。1996年のことだと記憶している。そして何度もCDを聴いていると、このバンドの魅力は「両面価値」、そうアンビバレントなところにあるのではないかと思った。
そう、まずは高橋由妃の卓越したヴォーカル・・・。彼女は「南極の氷河のようなクールさ」と「亜熱帯のジャングルのような情熱」との両面を持っており、それを巧みにメロディーの上に載せている。相反するものを見事に止揚しながら、しなやかさのスパイスで上手に味付けをしているところは「見事」の一言に尽きる。
加えて、バックのサウンドなのだが、デジタルでマテリアルな側面と、アナログで人間臭い側面を、同時に持っている。演奏の技術も高いように思えるのだが・・・。なぜかこのバンド、ブレイクしなかった・・・。まあ僕自身もこのCDシングルしか持ってないわけで、2枚出ているアルバムはなぜか所有していない。いまとなってはその先の一歩が踏み出せなかった理由も曖昧になってしまったが、まさにmodeになれなかったMODEなのであった。

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投稿者: tsune
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