アイドル系J−POPからお気に入りの雑貨まで、なんでもありです♪
2006/2/5
思えば90年代のJ−POPにいちばん欠けていたものは「爽やかさ」だと思うのです。単純な理由だけど、爽やかさに欠けた音楽から、僕は自然に遠ざかっていったのです。昨日の話しの続きになってしまいますが・・・。
それでも、アニメソングだけは、一部の例外を除けば、いつも爽やかだった。これまた現実逃避的な爽やかさではあったのだけど・・・。だから僕は必然的にハマっていったんだろうね。
こちらは昨日に続き、「With You〜みつめていたい〜」の「VOL.2 エンディングテーマ」。ほんとうにマイナーなOVAだと思うんだけど、VOL.2のエンディングテーマは実に爽やか。聴いていて胸が晴れ晴れとして、元気が出ます。いいじゃないですか、たとえアニソンであっても、人間を元気にする力があるのですから・・・。ヲタクだなんだと言われても、自分にとって大切なものは大切なのです。ちなみにこの「VOL.2」を歌っているのは、はるかという方・・・それなりの歌唱力はあります。

0
2006/2/4
僕にとってのJ−POPは、乙女塾系のユニット(CoCo、ribbon、Qlair)の解散を持って、一区切りとしての終わりを告げたのだけど、どうしても音楽の新たなる刺激が欲しいという気持ちは抑えきれなかった。しかし90年代のビートやグルーヴ感を最優先させたJ−POPの饒舌さや”けたたましさ”には馴染むことができず(脳みそが拒絶反応を起こしてしまう)、目的もなくさすらっていた・・・。
そんな僕が行き着いたのは、アニメソング・・・。それはひとつのファンタジーであって歌心にも満ちており、やや現実逃避的だが「夢」というものがあり、人間に優しく、リアリスティックな90年代J−POPとは正反対の世界へいざなってくれる。まあ、現実の世界で生きることが極端に不器用な僕にとっては、居心地のいい世界だった・・・。
2000年以降のJ−POPは、混沌とはしているが、メロディー重視の80年代シティポップやアイドル系J−POPへの回帰といった嬉しい傾向も見受けられる。しかしミュージックシーンは相変わらず混乱しており、HIP HOPやラウドといった90年代の新興勢力も根強い支持を得ており、先行きは不透明。というよりも従来は「流行」というものが一本の太い川であったのに対し、現在の「流行」は、何本ものやや小さめの川へと分岐して、流れているようにも思える。その流行の川の一本が「アニメソング」なのだろう。
こちらはOVAアニメ「With You〜見つめていたい〜 VOL.1」といった、まったく耳にしたことのない作品ののエンディング。中古屋で1枚50円で売っていたので、この「VOL.1のエンディング」と「同じくVOL.2」、「イメージソング」の3枚を買ってみた。「VOL.1」を歌っているのはAniiという無名の歌手。いやー、お見事です!見事に現実逃避させてくれます。その感傷的なフレーズには、思わず背中がゾクッとするような透明感が・・・。それは、あまりにも透き通ってしまっていて、むしろ僕の心を悲しくさせる。まあ、歌唱力には目をつぶりましょう(下手ではないんだけどね・・・)。ああっ!やっぱりアニソンはやめられない。

0
2006/2/3
さっぱり良さがわかりません。なんかごった煮みたいで・・・。3人組のコーラスユニット、TRINITYのアルバム「TRILLIONS」。2000年のリリースなので、まだまだMAXやSPEEDの影響がもろに出てるね。
良質なR&Bのナンバーもあって、それはそれでよいんだけど、小室哲哉風の「へんてこリズム」を刻むダンスナンバーがアルバムの随所にちりばめられており、これがなんとも鼻につく。日本人ってそんなにダンスナンバーが好きなのか?・・・結果として、このアルバム、なんでもありの「ごった煮」みたいになってしまっている。ただし3人の歌唱力は卓越してます。だから非常にもったいない。
まあ、おやじの戯言になってしまうけど、やっぱりメロディー重視で、歌心にあふれていたCoCoやribbon、そしてQlairの解散をもって、僕の中でのアイドルコーラスユニットの歴史は終ってますね。おっとイエジェネだけは別格だけど・・・。

0
2006/2/2
20代前半にして、この色気は何?・・・決して卑猥になることがなく、とても優雅なお色気です。10代後半でデビューを遂げた、実力はR&Bシンガー、侑璃(ゆうり)の3rdマキシシングル「Lovin’you」。
「Lovin’you」はスローなナンバーで、まるで吐息を吹きかけるような、SEXYヴォイスが印象的。ここでの彼女は、もうすでに大人の女性です・・・。なかなか人気もあるようで、評価も高いようです。
こんなに魅力的なシンガーに出会ったのは久しぶりなので、彼女の1stアルバム「dance[3]&LOVE」を是非とも入手したいけど、残念ながら入手困難みたいですね。レビューを拝見すると、R&BからHIP HOPまで幅ひろいレパートリーをこなす天才肌のシンガーであると、べた褒めです。実はHIP HOPはとっても苦手なのですが、彼女の歌うHIP HOPならば抵抗なく聴けそうですね。

0
2006/2/1
皆さんは洞口桃子というアーティストをご存知でしょうか?・・・僕は全然知りませんでした。こちらは彼女のマキシシングル・・・「泣いてったって」。
まあ、この曲は、80年代のシティポップとアイドル系J−POPを何よりも愛する僕にとっては、理解の限度を越えるもので、良さがさっぱりわからないのです。では、なぜこのマキシを買ってみたのか・・・。その理由(わけ)は、「真夜中のドア〜Stay with me〜」のカバーが入っていたから・・・。
そう、原曲は松原みきが歌った名曲です。オリジナルの作・編曲は林哲司氏。1979年(80年?)ごろの曲だったかな。それで、洞口桃子のカバーはどうかと言えば、いやー、「惜しい!」の一言です。声の質とかはこの曲にピッタリで、ヴォーカルの面では文句のつけようがないのだけど、肝心のアレンジが・・・。どうして何でもかんでもブラックミュージックを意識するのかね。まあ時代の流れというものなのかもしれないけど・・・。この曲とブラックミュージックは相容れないものがあるだろうに。彼女が熱唱しているだけに、非常に残念。それにしても名曲をカバーすることって、なかなか難しいことですねー。

0
2006/1/31
♪やる気 マンマン! 元気 ビンビン! 体操! 1,2,3,4! やる気 マンマン! 勇気 グングン! 体操! 1,2,3,4!
僕のガラス細工のハートがだんだんと壊れていく・・・。ドミノ倒しみたいに、すべてがどんどん崩れていく・・・。こんな時に岡崎律子さんのラストアルバム「FOR RITZ」なんか聴いたら、立ち直れないほど泣き叫び、暴れそうになるので、今日は聴くのをやめた・・・「FOR RITZ」はもちろん、大好きなアルバムだし、大切な僕の宝物なんだけどね・・・。
そこで、元気な気分に少しでもなれる歌はないかなー?・・・とCDをあれこれ探してみると、これに行き着いた。伊藤美紀の「アイドルミラクルバイブルシリーズ」(完全生産限定のベストアルバムです)。収録された曲では「やる気マンマン体操」が僕は大好き!!
作詞は森雪乃丞さん。作曲はムーンライダーズの白井良明さん。編曲は米光亮氏。いやー、元気がなくて、毎日涙に暮れている人にはお薦めですよ!!この曲・・・。
♪緑の草に寝ころんでリラックス 1,2,3,4! 膝を抱えて胸につけ静止 1,2,3,4! 昨日流れた 涙の理由(わけ)も もう忘れてる
♪指、肘、足 回して 空、見上げたらキラッキラッキラッ 瞳が ふっと恋に色づくの Let’s Taiso! 1,2,3,4!
この伊藤美紀の「アイドルミラクルバイブルシリーズ」はなかなか良い。とにかく明るいねー。もちろんとってもキュート。「やる気マンマン体操」以外で好きなのは「図星16(SIXTEEN)」、「雨の中のセシル」(船山基紀氏の編曲!)、そして彼女自身のテーマソングのような「キミのミキ」もなかなか元気の出るいい曲です。

0
2006/1/30
なんとも浮かない日々が続いています・・・。心配事も増えるばかりで減ることがありません。マジで人生・・・dead end・・・袋小路・・・。このブログもいつまで維持できることやら・・・。こんな時は取っておきの笑顔で、しばし苦しみから解放されましょうか・・・。
「笑顔」と言えば、永作の専売特許です。見てくださいこのまぶしい笑顔・・・。悩みや苦しみ、心を悩ます何もかにもが吹っ飛びそうになりますよ・・・ほんとに。
永作のソロアルバムを1枚持っているけど(その名も「N」!)なかなかいいです。元気ハツラツとしたribbon時代とはイメージが180度方向転換したような、非常にしっとりした感じが前面に出た、なかなかの好アルバム(これもそろそろレビューをUPしないとなー・・・)。
彼女のシングルとなった「My Home Town」は、アルバムバージョンとして収録されているけど、僕はいまこの曲は聴けない・・・心が痛むから・・・聴いたら泣いてまう・・・。夢破れて、泣く泣く実家に帰れば深刻なトラブル続き・・・僕の人生はどうなってしまうのだろう?・・・永作の笑顔も、やはり涙で滲んでしまう・・・。

0
2006/1/28
70年代最後期に彗星のごとく現れて、斬新なメロディーと卓越したキーボードプレイ、唯一無二のキュートなヴォーカルで、80年代初期にかけて一躍注目を浴びたアーティスト、小林泉美さん。彼女を知らない人でも、彼女が作・編曲したうる星やつらのテーマソング、「ラムのラブソング」をご存知の方は多いだろう。
そんな彼女の1stアルバムでありながら、クオリティがとてつもなく高い名盤、「オレンジ・スカイ」・・・。当時はソロではなくて、小林泉美&フライング・ミミ・バンドというグループで活躍。この「オレンジ・スカイ」、メンバーの演奏技術も高レベルで、小林泉美さん自らが作詞・作曲した歌は、トロピカルな魅力にあふれた佳曲ぞろい。捨て曲がひとつもなく、現在(いま)聴いても古さをまったく感じさせない。
彼女のオリジナルを中心に、ラテンを強く意識させる南国系の明るいナンバーが続くが、なかでも度肝を抜かれる傑作は、ワン・ノート・サンバのカバー「フルーツパフェ」・・・こんなに斬新で愛らしく、超楽しいワン・ノート・サンバは聴いたことがない。特に歌詞がぶっ飛んでいる・・・もちろんいい意味で。「♪パイナップル、サマーオレンジ、ストロベリー。りんごにメロンと、レモンをそえて。はちみつ、アイスクリーム、チョコレート。生クリーム、ビスケット、サクランボ」。これをワン・ノート・サンバのメロディーに乗せて歌ってみて!・・・もちろん、これは、このアルバムの魅力のほんの一部・・・。
残念ながら、この「オレンジ・スカイ」は未CD化・・・。レーベルはフィリップス。これはJ−POPにおけるひとつの貴重な財産なので、CD化を切に願うもの。このLP自体、小林泉美さんの再評価の動きにともない、入手が困難になりつつあるので、この後のキティ時代のソロ活動を含む、すべてのLPの復刻CD化の実現を!!

7
2006/1/27
うーむ、誠に残念ですな・・・。アイドルが声優に挑戦して、散々な結果になるように、女優と歌手の二足のわらじは、なかなか困難です。ルックスも「わぁお!」と言うほど可愛いし、演技もいいんだけどねー。
でもね、サウンド的には恵まれてるよ。タイトルもいいよね。「琉球ムーン」なんて、まことにロマンティックだわ。”さんしん”(漢字がわからない・・・)の音色も郷愁を誘います・・・。なんか自分が沖縄出身者のような、懐かしい気分にさせてくれます。
この曲、「ちゅらさん2」のエンディングだったそうで、エンターテインメントとしては成功してるんじゃないかな。C/Wの「遠くで・・・」もなかなか良いです。どちらも作曲はミヤギマモル氏・・・。

0
2006/1/26
子供会の集まりみたいな、少女5人からなるユニットPriere。そのあどけない外見とは裏腹に、なかなかの実力があります。
1stシングルの「Heartbeat」(アニメ「デジキャラット・によっ」のオープニング)では終始「正攻法」を貫いており、歌で表現される世界のスケールも大きく、アンチハロプロへの意気込みがうかがえますね。歌唱力もハーモニーも文句のつけようがありません。
このPriereのプロデュースは、ハロプロのやってることへのアンチテーゼのいい例でしょうね。まあハロプロは必然的にイロモノ路線へと堕ちていったわけで、個人的にはハロプロが日本のミュージックシーンに残したものは限りなく無に等しいと思います。まあ一種のお祭り騒ぎだったんでしょうね。
同アニメのエンディングの「EQUALロマンス」は、ご存知の方も多いでしょうが、CoCoの1stシングルのカバー。しかしこれが、テンションがめちゃくちゃ低い、聴き手を当惑させるような困ったシロモノ。カバーとしては明らかなミスチョイス・・・。多少なりともデジタルを意識したサウンドではあるが、もう一歩踏み込んで欲しかった。あまりにもショボ過ぎる。よって、CoCoの偉大さを再認識させられる、罪なカバーでもあったのです。


0