2011・中国化石旅行のまとめ(2)
藤田氏(リーダー)が発見したカンブリア紀凱里生物群の一つの化石
今回の旅行の主目的は貴州省・凱里、山奥の剣河八郎村のカンブリア紀凱里生物群の化石発掘現場への訪問でしたが到達できなかったのです。

(八郎村の入り口の門 三葉虫など化石の大きなレリーフ模型が貼り付けられていました)
そこで村のすぐ手前に化石を発掘した形跡のある場所(露頭)が道路沿いにありましたので、帰り立ち寄りました。

(化石を発掘した形跡のある露頭で採集・観察する仲間たち)
わたしは何も見つけることが出来なかったのですが、さすがリーダーの藤田氏は化石らしいものを含んだ石を拾っていたのでした。
自宅でクリーニングして1pほどの小さな化石を浮かび上がらせたのでした。それをこの交流会で初めてみんなに披露してくれました。拡大鏡をあてて写真を撮らせてもらいましたが、表面にみごとに不思議な波の模様を持つ化石が存在しました。

(表面についている波模様が分かりにくいですが・・・)
今のところ正体不明ですが、カンブリア紀凱里生物群の一つの化石に間違いないということです。前回のイギリスの旅でお世話になったリチャードさんに写真を送って鑑定してもらっているそうです。

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