湯浅から白崎海岸めぐり(1)
発掘風景
09・11月29日(日)に日進中学校同窓生6人で湯浅から白崎海岸めぐりに行きました。
この日、天気予報は曇りで雨も予想されていて、その上寒くなるとのことで最悪の条件だと予想していましたが、どうしたことか朝から晴天に恵まれ幸運でした。
まず、湯浅の化石発掘現場を紹介しようと皆さんを案内しました。ここ2年ほど訪れていなかったので一週間前に下見に行ったのですが、化石を探す体験をする状態ではありませんでした。ショベルカーで山の岩石を引っかいていないので、金槌で割る石がないのです。「これじゃー、場所を見てもらうだけだな」と思っていました。
ところがこの日、現場に着いてみてびっくり、新しい岩が掘り起こされて石がゴロゴロしているではありませんか。「まったく幸運、どうしたことやろ」と興奮しました。
榎本さんたち女性たちが発掘した化石
さっそく手袋や金槌を持ってもらって石を割りはじめました。(防塵めがね、ゴーグルなど必要。石の欠片が飛び散って目を傷める危険性があります)
二時間近く夢中で割り続けました。かつてのようにころころとは化石が出てきませんでしたが、榎本さんたちがアンモナイトの一部を表す化石を発見しました。おそらく直径が10センチはあるアンモナイトが想像できます。その他、二枚貝やウニらしいものなどが見られました。
女の子のお父さんが掘り当てたアンモナイトの化石
後からこられた3〜4歳ぐらいの可愛らしい女の子を連れた親子のお父さんが、ひとまわり大きなアンモナイトの化石を発見していました。
化石はどの場所でも出るというわけではなく、ひとつ見つかるとその近くの層に出る可能性が高くなります。いろいろな生物らしいものがゴミのように石の中に含まれていると化石の出る層に近いと考えられます。
この化石発掘現場の山は私有地で、隣のみかん畑を所有されている方のものです。
私たちが化石を採取している間に「自由に食べてください」とみかんを二箱(コンテナ)置いてくれていて感激しました。美味しくいただきました。お礼のメモを残して湯浅の街に向かいました。

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