
ホクレア号の乗船見学会があるというので、横浜に行ってみ来ました。真っ黒に日焼けしたクルーが、ホクレアのプレゼンをしてくれたり、周囲はホットな雰囲気に包まれていました。

ナイノア・トンプソン氏です。長くホクレア号の航海をリードするナビゲーターです。ホクレア号は近代的な航行機器を積んでいません。星の位置や動き、海流、うねりが艇に当たる角度などだけを頼りにハワイから日本までやってきました。これがハワイやポリネシアに伝わる伝統航海術です。
僕が初めてポリネシアの伝統航海術について知ったのは、イギリスの海事博物館ででした。世界における三大伝統航海の中で紹介されていました。伝統航海の一つはバイキングによる北欧からのイギリス、グリーンランド、カナダのパフィン島への遠征。二つ目はカヤックによる北米を中心とする拡張。三つ目がこのポリネシアの伝統航海でした。
ナイノアさんは、航海において、「信じること」が重要だと説いています。「自分には(心の中で)島が見える、だからそれ見つけられるとを信じること」。自分自身を信じられなければ迷子になってしまうと。
こういう言葉を読んだことがあります。
”a little more trust!”
"a little less fearing"
僕の尊敬している人の言葉です。”もう少しの信頼を。もう少しだけ恐怖心を減らして”

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