
チェンジリング、見てきました。
80年前の実話を元に作られた作品。時代は禁酒法時代、T型フォードが街中を闊歩している時です。息子が失踪してしまったシングルマザー、半年後に警察が見つけてきた子供は別人だったと言うもの。だけれども当時の州警察は高圧的で、その子供を押し付けてしまう。そこから始まる母親と警察との戦い、真実の追究が描かれているのですが・・。
僕は些細なところに目が行ってしまいました。すでに車が労働者階級まで浸透している事、子供には「知らないおじさんの車に乗ってはいけない」と指導されていた事、こんな前からアメリカでは変質者(子供を誘拐、惨殺するような)が存在していた事。現代の日本を見ているような気がしました。
子供の失踪事件と言うのは、昔から、そして世界中で存在するようです。古くはヨーロッパの「ハーメルンの笛吹き男」、日本では「神隠し」、そして僕はチェンジリングと僕らの同世代で起こった「横田めぐみさん失踪事件」がダブります。
15年ぐらい前かな、ファルトボートで信濃川を下り、新潟市内に住む友人に会いました。ある寂しい海岸に散歩に行き、その時、この近くで子供の頃少女が失踪したんだよ、という話しを聞きました。今思うと、横田さんのことでした。
重い内容の話ですが、人間の闇や罪について考えさせられる映画でした。
チ
ョイ悪おやじと言いますが、チョイではつまらない。どんどんやる。時間はあるんだからゆっくりやればいいじゃないですか。 三浦雄一郎

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