釣りは魚がいなければ釣れない。シカトロは魚群の動きを察知し、その先に回り込み、狙いをつけて狩っていきます。特に最近のスタイルはこれが先鋭化しています。以前のシカトロは農耕や牧畜に近く、最近は積極的に海原に分け入り、探索して仕留める=ハンティングの要素がより強くなってきています。
海面下の魚は見えないのに、どうやって追いかけるんだ?と思われるかもしれませんが、これが見えるんです。よくバカなことを言ってると思われてるようですが、一緒に我々とシカトロをすると、皆さん納得してくれます。さらに最近は魚群を見て見つけるのではなく「感じて」仕留める感じになってきてます。
何を使って見たり、感じるのか。それは「感性」、「直感」、「アート」、「サイエンス」でしょうか。そして、これが駆使できる人とそうでない人では、相当の差がつきます。
もともとこういった能力は、誰の中にも備わっているものです。ですが、現代社会の中ではあまり使わないものであり、心や身体の奥底で眠むってしまっています。眠っているならまだしも、排除されているかもしれません。
シカトロは、これらの能力に火を付けたり、スイッチをいれるきっかけになると確信しています。眠っているこれらの能力を覚醒さようではありませんか。また、こういった失われた能力を取り戻したいじゃないですか。
魚だって海の中で食うか食われるかの真剣勝負をしています。少しでも弱みがあったり、逃げるのが下手だったりすると食い殺されるのです。こういう世界に分け入り、魚を海の中から引っこ抜いてくるのです。こちらも相当腕を磨き、感覚を研ぎ澄まし、野生の法則を理解できないと、、、釣れない。当然です。そうでないと困ります。
「直感」や「海を感じる感性」、「調和」や「狩猟本能」、「自然の中に身を置く」「それに触れる、タッチする」。こんなことを人に伝えられないか模索しようと思ってます。ですので、土曜日曜はカヤックの初心者さんやシカトロ1年生の人達と行動を共にしたいと思っています。


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