旅は驚きや発見の連続だ。そして、自分が井の中の蛙だと言うことに気づかせてくれる。蛙が井戸の中から出た時に風景について書きたい。
これはマレーシアの免税店にあったタバコ。1カートンだけど、正面に猛烈ショッキングな「癌」の写真がプリントされてるんだ。食事前にみたら、一食抜きたくなるぐらいグロい写真だ。わざと体表から見える癌だけ選んでいて、インパクトを与えるのが目的だ。こんなタバコ、誰が買うんだろう?。もう売る商品と言うより、見せしめにではないか。
これに比べると、我が国のタバコ対策はユルく、やさしい。どちらが、いいか?。今後どうなっていくのか?。いろいろ考えてみるのも悪くないだろう。
クロさんのお宅の冷蔵庫です。日本いると冷蔵庫は日立、三菱電機、東芝を思い出しますが、新興国ではほとんど見ません。あるのはサムスン、LG、ハイアールです。暑い国では冷蔵庫内の温度が上がりがちです。ですから庫内の温度ってとても重要。そこで、外から見ても分かる温度計が内蔵されています。こういった商品は日本製にはあるのでしょうか?。細かい気配りや現地化された工夫は、すでに韓国製の方が上です。10年前ぐらいから気が付いたのですが、韓国人の若者がアジアのどんな田舎街、村にもいるんです。これ、企業から派遣されて、現地に食い込むための先兵だったのではないでしょうか。20代の前半に4−5年、現地に住まわせて、言葉、文化、ライフスタイルを学ばせ、そしてニーズやトレンドを感じさせているのではないでしょうか。そうだとすると、日本に勝ち目はありません。違う手を考えて、攻めないと生き残れないでしょう。
タイの国際空港です。お坊様専用隔離席があります。小乗仏教のお坊様はとても厳しい戒律を守った生活、修行をしています。女性の身体に触れることも厳禁。僧衣に少しでも触れると、それだけでアウトです。だから、飛行機の座席やバスでも女性と隣り合わせて座ると言うことはあり得ません。こういった専用席が用意されています。恐らくこの空港内、イスラム教徒用のお祈り部屋も用意されているはずです。宗教に対する配慮や知識をしっかり持つのも、これからの我々にとって、必要な教養かもしれません。
スマホ時代の到来は、旅の仕方を大きく変えました。無料の充電スペース、freewifiは、外国人旅行者にとってはオアシス。我が国も東京オリンピックに向けて取り組んでいかない課題でしょう。


0