色々な場所をカヌーで旅しました。東南アジア、シーカヤックでは国内各所。その時に撮った写真をCDに焼いていたのですが、そもそも僕のパソコンにはCDドライブが付いていない・・。
そこでリヒトさんに手伝ってもらい、CDから写真をパソコンにコピーする作業をしました。懐かしい風景、そこにだけ流れる時間、そして移り行く時代。
メコン川を10年かけて下った記録や、シーカヤックのGo west(逗子〜九州)、九州一周、四国一周、伊豆大島渡りの写真を救出することができました。
これらの写真を、生かせないか、人前に出せないものか、考え込んでいます。
旅の出会いは、特に人との出会いは、自分の考えや価値観を大きく変えるものになるかもしれません。
僕は水辺で生活する人たちの日常に強い興味と関心を持っていました。この人たちはどんな夢を持ち、週末は何をするのかな?。どんな人生を描き、そして進むのかな。だから、僕は彼らに話しかけました。
漁師を引退したおじいさんに話しかけました。「7年前のスマトラ沖地震の津波はどうでしたか?」「全てを流し去った。全てを奪われた、でも、しっかり復興しているよ。だから遊びに来て欲しい」と。
メコン川沿い、食堂の看板娘に話しかけました。「楽しみは何?」「週末に街に出てマーケットで買い物をすること」とちょっと恥ずかしそうにいいました。
僕の旅は全然ワイルドではなく、ゆるい感じでした。そんな旅の仕方もあると紹介したく、この写真や話をどう、そしてどこへ、誰へ届けるか、、、考えているところです。

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