2006年8月20日 ウオーターフィールド社のHPに以下の書き込みが代表の水野さんからされました。
女性、一般人は大航海ができるか。
できる。そう思う現代のプロカヤッカーは果たしてサポートできるか。
目的地ははるか外洋のかなた。昔、原始大航海時代、日本人の祖となった人々の中に、女子供を連れて日本にやってきた男たちがいた。
与那国島から西表島まで(80km弱)漕ぎ渡ります。現代の一般の方で漕ぎ渡った人はいません。男女経験等問いません。ただ一日中漕ぎ続ける(24時間かかるかもしれません)覚悟のある人、4名ぐらい募集します。プロカヤッカー(サポート及び場合によっては数十キロトーイングしなければなりません)4名は内定しています。カヤックはウオーターフィールド艇を用意します。冒険でもなんでもありません。シーカヤックの可能性を確認するツーリングです。動力船の監視があります。
プロカヤッカーといっても中心の世話人、八幡暁さん以外は、今のところ大したことはありません。ただの業界人です。たぶん自分が一杯一杯です。私も名乗りを上げたので、今朝からトレーニングを開始しました。鉛のようでした。
この企画に参加させてもらったのが、僕が初めて黒潮の中を漕ぐ経験になりました。今、この時の記録を読み返しているのですが、かなり面白い。多くの経験、反省、失敗がありましたが、それが今につながっています。僕にとって壮絶なパドリングでした。特に夜間航行中に起こったこと。ヒヤヒヤでした。
僕の記録の最後にこう記されていました。「八幡さんをはじめ、9人の全メンバーに感謝です。いいチームだった」と。
僕が伊豆大島に渡る前に2回、黒潮の中を漕ぐ経験をさせてもらいました。この話を今回、オンラインスライドショウでしようと思います。1回目は2006年の与那国島〜西表島横断。海洋冒険家の八幡暁さんのツアーでした。僕が初めて黒潮本流の中を漕がしてもらう体験をさせてもらったツアーでした。
2回目は2009年、カナダ人のリチャード(リック)さん主催の黒潮本流遡りツアー。鹿児島の枕崎から黒潮を遡り、屋久島、種子島に渡り、宮崎の志布志湾に帰るという、黒潮の中を自由自在に移動する遠征でした。この時、流れの中を漕ぐスキルや技術をリックから習いました。リックとの遠征の2ヶ月後、僕は逗子から大島に初めて渡りました。彼から教わったことは、実戦の技術でした。
八幡さんの島渡りの話と、リックとの島渡り、二つの話をしたいと思います。オンラインのスライドショウの形を取ります。
参加費2000円。申し込み、問い合わせは vzc00573@gmail.com まで。このレクチャーはオンライン(googleのmeetを使います)で行います。参加費の振込(LINE Pay または銀行振込)を確認後、コードをお伝えします。日時は6月4日(金)20:00〜。
5月7日(金)20:00〜旅のオンラインスライドショウ「九州一周」
5月9日(日)14:00〜ドライレクチャー「シカトロ 初級」
5月16日(日)高橋ともさん、スパルタンアラシ進水式
5月21日(金)20:00〜旅のスライドショウ「四国一周」
6月4日(金)20:00〜旅のスライドショウ「黒潮の海を行く」

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