小浜市のキッズキッチンを見学することができました。
会場である食文化館に到着。文化館の中を見学しながらキッズキッチンの始まりを待ちました。
時間前にはかわいい子ども達が集まってきました。
このキッズキッチンは子どもだけが料理に挑戦します。親は外で見守るだけ。少し難しく思える内容でも、それを子ども自身がやり遂げることを大切にしているのです。
この日は私たち15名が観客として加わっているから、見守るギャラリーが多く、こんな感じでした。
この日の献立は、いわしの蒲焼きとれんこ鯛の吸い物、それにほうれん草のごま和えでした。テーマは魚。魚をさばくことが目標です。
まず、指導役の食のまちづくり課の中田さんが子ども達を集めて説明し、実際にやってみせます。
まずは鰯。頭を包丁で切り、内臓をいっしょにはずしてから、なんと手開きし、骨を取ってできあがり。れんこ鯛は鱗をひいてから、包丁で三枚におろすのです。
大人でもなかなかできないことを幼児がやるのだから、たいしたものです。
もちろん、中田さんだけで16人もの子どもを指導できるわけはなく、4人ずつの各テーブルに二人のボランティアスタッフがつきます。
さすがに、すべてを子どもがやりきるには無理があるし時間が足りません。10時から12時までの2時間だからなかなかです。
だから、ボランティアの女性達が手を出さないとすまないところもありますが、なるべく子ども達の手でやらせようという姿勢は徹底しています。
もちろん、子ども達の手つきも色々で、時間がかかる子もいましたが、なんとか全員やりきりました。
お話を聞いていると、何回か参加している子どももいるし、まったく初めての子どももいるようでした。
調理するテーブルは子どもの身長に合わせたもので、もちろん包丁なども子どもの手のサイズに合っています。
ただ、子ども用なので歯が薄めで、魚をさばくのには少し無理があったかもしれません。小さめの出刃包丁の方がやりやすいかも、という声が参加者からも出ていました。
会場のキッチンスタジオは、こういう子ども向けの道具をそろえいますし、水やガスが出る調理台は可動式となっていることも大きな特徴でした。
施設や設備の整備も大切で、そこもこの施設の魅力ということも感じられました。
料理は12時を少し回って何とか完成。
そして親も中に入って味見をしたりしながらの食事タイムとなりました。
そこで見学者のわれわれは食の文化館のすぐ前にある食事どころ、「濱の四季」に移動して、昼食をとりました。
この店の料理人は、なんと地域の料理上手の女性達。つまり、この地域の料理を出しているのだそうです。
さすが食育文化都市。食のまちづくりのスローガンはダテじゃないって痛感
させられます。

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